ヴァル・ディ・ノートの坂とチョコレートの街、モディカ(Modica)|シチリア⑤

シチリアのシラクーサに滞在し、まずノート(Noto)を訪れた我々は、チョコレートの街、モディカ(モディカ)にやってきた。

ヴァル・ディ・ノートの小さな街、ノート(Noto)におやつを食べに行く|シチリア④

旅程的にモディカはスキップしてもいいかな、という感じだったのだが、「モディカでチョコレートを買いたい」という妻の意向で、ヴァル・ディ・ノートの最も代表的な街、ラグーサに行く途中で立ち寄ることにした。

私的に特別期待せずに寄った街であったが、

坂にへばり付くように上へ広がるモディカの街並みは圧巻!


モディカは(他のヴァル・ディ・ノートの街と同じく)山間の小さい街だ。
昨日訪れたノートから更に車で30分強、山道を行く。

前日訪れたノートも坂の街だが、モディカほど強烈な坂では無かったので、初めて見る独特な雰囲気を醸し出す街の風景に驚く。


モディカの見どころは、おそらく観光の中心、サン・ピエトロ教会近辺だ。チョコレート博物館や、よく知られたチョコレート屋もこの近辺にある。

サン・ピエトロ教会の階段からモディカの街を眺める。


シラクーサやノートの旧市街と違い、モディカの中心部は車の往来があるので、静けさは漂っていないが、そこに住む人々の普通の生活が垣間見られた。


チョコレート屋、Antica Dolceria Bonajuto


妻が調べてここに来たい、ということでやって来たのがAntica Dolceria Bonajutoというチョコレート屋さんだ。メインストリートから路地を若干奥に入ったところにある。

妻いわく、カフェがあるのでは・・

という話だったが無かった。

3月末はシーズンオフなのかもしれない。シンプルなチョコレートのお土産屋さん(奥にチョコレート工房がある)という作りだ。

ここでは、買う前にここで作っている各種チョコレートの味見ができる。


実に様々なチョコレートの種類。

カカオ100%のみで作られたチョコレートから、ピスタチオやナツメグ等々でフレーバーが着けられたチョコレートなど様々なチョコレート商品が並ぶ。

ちなみにカカオ100%のものは全く甘くなく、相当苦い。なので不特定多数へのお土産としては向かない。

店の人によると、例えばカカオ80%の商品であれば80%がカカオで20%がシュガーを材料として、他の成分は全く入れず、作っているのだそうだ。

日本の甘いチョコレートに慣れている人には、美味しく食べるのであればカカオ70%=砂糖30%は必要かもしれない。

普段食べているチョコレートには相当なシュガーが含まれていることを実感。

というわけで、素材の味に手を加えていないまったくシンプルな味わい。

一般に世の中に出回っている工業製品化されたチョコレートは、保存料とか様々なものが入っているんだろう。

恐らく明治や森永など、日本企業がまったく同じチョコレートを作ろうと思えばいくらでも作れるのではないか、と思わせる非常にシンプルな味わいであるが、工業製品化されたものとは一線を画するシンプルな味わいと、独特な歴史遺産の街の景観が相まってモディカのチョコレートをブランドにしているのだろう。

この店では各種チョコレートをお土産に購入した。シチリアのお菓子、カンノーロも作っているようだ。我々は買わなかったが。



モディカのカフェで休憩


チョコレート屋の近くのカフェで休憩する事にした。Caffe dell'Arteという店だ。

日曜日なので、午前中からカフェでまったり過ごす地元の人達。


日曜日でなくてもカフェでまったり過ごす文化なのかもしれないが・・・

ここでシチリア名物のカンノーロ(カンノーリ)を食べる。


私、イタリアの基本コーヒー、エスプレッソ(またはエスプレッソをお湯でわったアメリカーノ)は、どのカフェで飲んでも違いがさほどわからない。(イタリアでは、日本やアメリカのようなフィルターで淹れたコーヒーは出さない。)

ところがカンノーロに関しては、多分シチリア滞在中違うカフェで4〜5つ位食べたが、すべての場所で味や食感がまったく違い面白い。

この店のものは最もリコッタチーズ感が強かった。これはこれで美味しかったです。



モディカ観光の際の駐車場


街の中心部、サン・ピエトロ教会付近には、特別駐車場というのは無いようで、メインストリートのコルソ・ウンベルト1世(Corso Umberto I)通りに車を停める必要がある。

我々がモディカを訪れたのは日曜日だったので、平日との違いはわからないものの、比較的簡単にコルソ・ウンベルト1世(Corso Umberto I)通り沿いに駐車スポットを見つけることができた。

多分、混雑時はよりサン・ピエトロ教会付近よりも遠いところに停める必要があるのだろう。

サン・ピエトロ教会からはちょっと離れるものの、コルソ・ウンベルト1世(Corso Umberto I)通りと繋がるViele Madaglie D'Oro通りには結構空きがあるようでした。

次はヴァル・ディ・ノート後期バロックの街々の中でも特に知名度が高いラグーサへ。

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