マレーシアに来てから、実に様々な(主にストリートフード系の)マレーシア料理を食べた。
2歳児連れマレーシア旅行③ マラッカの食
2歳児連れマレーシア旅行⑤ ストリートフード天国:ペナン・ジョージタウンの食
マレーシアはマレー人、華僑、インド人の多民族国家であるが、食文化をリードしているのはやはり華人のようだ。
よって食べるメニューもおのずからマレーシア中華料理やニョニャ料理が多かった。
マレーシアの国民食ナシレマ
KLチャイナタウン、ホッケンミーの有名店:Kim Lian Kee(金蓮記福建麺)へ
人気のLot 10 Hutong(ロット10フートン)
マレーシアの国民食ナシレマ
そこで私は、まずクアラルンプール入りしてからの1食目は「マレーシアの国民食」と言われるマレー民族の代表料理:ナシレマ(Nasi Lemak)を食べよう、と思っていた。
ナシレマは、簡単に言うとココナッツミルクでご飯を焚いたものにサンバルソース、付け合せにゆで卵ときゅうり、そしてピーナッツ&アンチョビを揚げたもの、というシンプルな料理だ。
私が住むドバイのいくつかあるマレーシア料理店でももちろん食べられる。レストランで出されるものは、前述のごはんセットにチキンやエビを揚げたおかず、またはビーフレンダンなどがつくことが多い。
多分マレーシアのある程度以上のホテルに泊まると、朝食ビュッフェには必ずこのナシレマが用意されているのではないかと思う。ナシレマはマレーシアの定番朝食のようだ。
今回の旅行中もペナンでショップハウスに泊まった以外の宿泊施設(ホテル)では、ナシレマが用意されていた。
なにげに美味しかったのは、クアラルンプール空港(KLIA)に夜到着して直ちに泊まったサマサマホテルの朝食に出ていたナシレマだった。ここのサンバルソースが私好みだったのだ。
個人的にナシレマの好みはサンバルソースが好みかどうかで決まるのではないかと思う。サンバルソースは、簡単に言えば玉ねぎチリソースだが、辛さと甘さと酸っぱさのバランスで好みが分かれるところだ。私的には甘さが強くて辛さと酸っぱさは程よい程度のものがよい。
ふむ。いつの間にかナシレマ論を語ってしまった・・・
そんなわけで、クアラルンプール入り後の最初の食事は、外でナシレマを食べようと個人的に思っていた。
ところが妻からは、ずっと屋台メシばかりで嫌だと不満が噴出。
たしかに旅行中はストリートフードばかりだった・・・
というわけで夫婦間の妥協の産物でやって来たレストランは、
ブキッビンタン、パビリオン内のMadam Kwan'sでナシレマを食べる
人気の巨大モール内のレストランなので、清潔で子供向けメニューもあるし、妻にとっても安心できるレストランだったようだ。
ここはマレー料理の店のようだが、マダム・クワンという名前からも華僑系なのだと思う。
だがここのナシレマは評判がいいらしい。
オーソドックスなナシレマとは若干違いピーナッツや煮干しは付いていない。そしてチキンカレーがついている。
やはり屋台系よりも素材にお金がかかっているのだろう。そういう意味でも美味しかった。ちょっと上級なナシレマ、という感じだ。
クアラルンプールのチャイナタウン(ペタリングストリート)で、ホッケンミーの有名店:Kim Lian Kee(金蓮記福建麺)へ。
クアラルンプールのチャイナタウンでは、ショップが連なる目貫通りのペタリングストリート(Jalan Petaling)に行けば、食の屋台が大量に出ているのだろうと思っていた。
その中でも特に、クレイポット・チキンライスを出す屋台(Hong Kee Claypot Chicken Rice)に注目していた。どこにあるのか調べていなかったが、すぐに見つかるだろうと思っていた。
ところが実際に行ってみると、ペタリングストリートには衣類や小物を売る店ばかり。
飲食の屋台はほとんど出ていない。
奥に入るとフードコートらしき施設はあるものの、ラマダン明け休日の初日だからか、夜から営業だからなのか、閉まっている。
そんなんでペタリングストリートの南端まで来てしまった我々は、他にもレストランがありそうなスルタン通りを北へ戻る。
そこで複数の屋台が集まっているエリアを発見。そして目標にしていたクレイポット・チキンライスの屋台もあった!
だが。
残念ながら休業中・・・
他に営業している屋台はあったが、座席は満席だったことからまたペタリングストリートへ。
まさかクアラルンプールのチャイナタウンでランチ難民になるとは予想していなかった・・・
そんな時、クアラルンプール風ホッケンミーで有名なKim Lian Kee(金蓮記福建麺)レストランが目の前に。チャイナタウンの中心にあるこの店は、でかいから見逃す事はない。
チャイナタウンの有名店のわりに評価は今ひとつなので、どうしようか迷ったが、これ以上レストラン探しをするのも嫌だったので、ここで食事をすることにした。ピークのランチタイムからは外れていたがそれなりのお客さんが入っている。
内装は悪くない雰囲気だが店内はゴミが散らかり放題で、店員も片付ける気すらまったくなし。
そこが評価が低い理由なのか。料理が美味しいなら多少のゴミくらい我慢できるよね。
有名なクアラルンプール風フライド・ホッケンミー。出てきたものは具(エビ)が少ない事を除けばガイドブックそのまんまのルックスだ。
これがまた・・・
ぜんっぜん美味しくない。
妻が食べた箇所は冷たかったと言っている・・・
エビは写真に写っている1つしか入っていなかったので、後から1コだけ見えるところに乗せたのかのようだ。
もう一品頼んだ、ポーク&ビーフンのヌードル。
これもまったく美味しくない・・・
自分でサッポロ一番(インスタント)でも作ったほうが美味いんではなかろうか。
結局2皿とも半分も食べなかった。
これは頼んだものが「好みではなかった」というレベルではなく、単純に「美味しくない料理が出てきた」と言える。
私、基本いい人なので、通常ネットなど公共の人が目にする場所で他人の(特に一生懸命商売している人の)悪口は書きたくないのだが、「このレストランは絶対行かない方がいい」と声高に言ってしまおう。(少なくともチャイナタウンのこの支店は。)
なぜなら店員も、シェフも、レジのねーちゃんも、おそらく経営者も、「アイドントケアー」という雰囲気がレストランのあらゆるディメンションから滲み出ているからだ。
このKim Lian Kee(金蓮記福建麺)は、有名店ばかりを集めたブキッビンタンの人気フードコート、Lot 10 Hutong(ロット10フートン)にも入っているが、そっちで食べればまともなのだろうか・・・
なぜ人気なのかさっぱりわからん。
人気のLot 10 Hutong(ロット10フートン)
ラマダン明けの連休期間に当たったからなのか、ブキッビンタンあたりは夜になるとすごい人手だった。
このLot 10 Hutong(ロット10胡同)もすごい人手で、なんとか席を確保したが、とにかく混み混みで店を吟味する余裕など無かった。
妻が頼んだロット10胡同の麺料理。
ブランデーをかけて食べるらしいが、特別な味がするわけではなかった。
私が頼んだロット10胡同のバクテー。
こちらも悪くは無かったが、特別でもなかった。
マイサン(My Son)用に中華ちまき(Chinese Rice Dampling)も買ってきたのだが、マラッカでのニョニャちまきはすごい勢いで食べたのに、これはまったく食べなかった。
人気のLot 10 Hutongでは当たりの食事はできかった・・・
長くなってしまったので、クアラルンプールの食パート2へ続きます・・・
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