マレーシアでレンタカーを借りると便利!だけど・・・:マレーシア旅行⑩番外編

マレーシアは私が住むドバイと同じ車社会と聞いていたので、今回はプトラジャヤ&マラッカ、そしてペナン島で効率よく移動するため、レンタカーを借りることにした。

いろいろと戸惑うこともあったので、マレーシアでレンタカーを借り、走った感想をここに記しておこうと思う。

マレーシア(クアラルンプール、マラッカ&ペナン)をレンタカーで

われわれは2歳児連れ旅行だったので、やはり車があると便利だ。

時間を調整すれば車の中でお昼寝できるし、公共交通機関を使うよりはるかに移動は楽。それからストローラー(ベビーカー)も持ち運んでいるので、荷物の持ち運びも当然楽ちんだ。

マレーシアのレンタカー会社
KLIA(クアラルンプール国際空港)のレンタカー乗り場
Touch'n Go(タッチアンドゴー)カード
KLIA2(KL国際空港第2ターミナル)の車両返却場所
プロトン車をレンタル
結構まともだったマレーシアの運転

マレーシアのレンタカー会社。どれを選ぶ?


マラッカ行きのレンタカーはクアラルンプール国際空港(KLIA&KLIA2)発着にしたかったので、空港内にカウンターのあるレンタカー会社を選ぶことにした。

Hertz, Avis, Europcarなどの大手に加え、Hawk, Paradiseなどの地元の会社、日本のオリックスレンタカーなど様々なチョイスがある。

そのうち、私が選んだ基準は、

  1. 価格
  2. ウェブサイトでの予約のやりやすさ

の2点だった。

実際予約作業をしてみると、(2)ウェブサイトでの予約のやりやすさ、に問題のある会社が多い。 ひと昔前に手作りしたようなウェブサイトで、クレジットカードナンバーを入れるにはかなり心許ない。

結局ウェブサイトがまともそうな2〜3社のうち、もっとも安い価格だったEuropcarにした。大手だし。

車はマレーシア旅行だからマレーシアの国民車:プロトンに。
GPS(ナビゲーション)とチャイルドシートをオプションでつける。

KLIA(クアラルンプール国際空港)で借りて、KLIA2(エアアジア専用ターミナル)に返しても価格は同じで、この辺は言っておけばアレンジしてくれる。
というか、ウェブでアレンジしたはずだが、KLIA返却というメールが来たため、後から言って替えてもらったのだが。

この辺いい加減そうなので、予め確認したほうが良さそう。

KLIA(クアラルンプール国際空港)~マラッカと、ペナン島でレンタカー会社を代えるのは面倒だったので、結局両方共Europecarに。

KLIA(クアラルンプール国際空港)のレンタカー乗り場


国際線で到着するとKLIA(KLIA2はエアアジア)に到着し、アライバルホールに出る手前にレンタカー会社が並んでいる。だがEuropcarのブースには人がいなかった。そもそもそこにブースがあるからEuropcarにしたというのに・・・

Europcarをはじめ多くの会社は、空港の駐車場:ブロックDのグラウンドフロアにメインの事務所が所在する。
ブロックDには空港アライバルホールから直接つながっていないので、一旦アライバルホールに直結しているブロックCの駐車場でグラウンドフロアに行き、ブロックDへ歩く必要があった。

Touch'n Go(タッチアンドゴー)カード


事前に高速道路の現金払いは廃止され、Touch'n Goカードでの支払いになった、というニュースを目にしていたため、Touch'n Goカードを用意しておくべきなのか、またはレンタカー会社のオフィスで買えるのかEuropcarに確認したところ「コンビニを含めどこでも買える」との回答。

だが空港のコンビニでは買えなかった・・・

この辺の顧客対応がマレーシアではかなりいい加減のようだ。

結局空港のコンビニの兄ちゃんが「空港のブロックC駐車場で買えるよ」と言うので、とりあえずブロックCへ行ってみる。

私が住むドバイでもそうだが、後進国では日本の様に「右行って〜、2つ目を左行って〜」などと親切に教えてくれないので、たらい回しになるのではないかと心配したが、ブロックCの出口、わかりやすいところでTouch'n Goカードの自動販売機を発見。

お釣りが出ないので、欲しくもないお茶を買ったり、なぜかお札を受け付けず先へ進まないなど問題はあったが何度かトライして無事に50リンギット分を購入。

ちなみに、行き:KILA~プトラジャヤ〜マラッカ、帰り:マラッカ〜KLIA2、という道のりで高速道路料金は30リンギット程度でした。(ペナンは有料道路は無い)

残りの金額はクアラルンプールの公共交通機関で使用した。

それから料金所では、青いレーンがTouch'n Go。
黄色いレーンはSmart TAG呼ばれる、主に居住者が使用している日本のETCみたいなものなのだろう。

現金は使えないとウェブで見たが、TUNAIと書いてある現金レーンも一部の料金所で存在した。

あと不安なのはガソリンスタンドだろうと思うが、多くはセルフサービスのようで、バングラデシュ人の案内の人たちもスタンバっているから大丈夫だ。(でも英語がダメだとダメか。)


KLIA2(KL国際空港第2ターミナル)の車両返却場所


これが大変だった。

マラッカからクアラルンプール国際空港近くへ戻ってきたわれわれは、最寄りのガソリンスタンドで満タンにし、エアアジア専用ターミナル(KLIA2)へ向かった。レンタカーのサインがあるので、それに従い空港内を移動し、駐車場へ入れる。すると目の前にEuropcarの置き場が。

ここまでは簡単だった。
そこで車を止めて事務所へ行こうとしたら・・・

事務所が見当たらない。

駐車場があるだけで何も見当たらないのだ。

(1)まずはそこにいたセキュリティに聞いてみる→知らないらしい(マレーシアではセキュリティなどの仕事につく人はバングラデシュなどからの出稼ぎのようで、聞いても何もわかっていない)

(2)空港職員のお姉さんが歩いてきたので、レンタカー事務所はどこか聞く→「あっち」だと教えてくれる。

(3)「あっち」の方向の駐車場の端まで行ってみる→なにも見当たらない。

(4)「あっち」の周辺にいたインド系のおっさんに聞いてみる→レンタカー事務所の場所は知らないが「車に鍵おいて立ち去ればいいよ」との回答

(5)鍵置いていったん立ち去ったが、「ホントかな〜」と思い、一旦車にもどる。そこでちょうどEuropcarのスタッフが車を運んでくる。

(6)車両チェック後、Europcarのスタッフに、「あっち」の事務所でナビとキーを返してくる様に、と言われる。

(7)「あっち」に行ったら何もなかったと告げると、「あっちに行って右に曲がればすぐあるよ」との回答。

(8)なので「あっち」に行って右に曲がる→あるのは駐輪場のみ・・・

(9)いい加減イラついていると、(2)の空港職員のお姉さんが再登場する。

(10)その場所に連れて行ってくれる、ということになって、ついて行くと、「あっち」とは駐車場を抜けてさらに先へ行った隣のビルで、そのビルの2つ目の入口を「右に曲がった」ところにトランスポート・ハブなる場所があって、そこにレンタカーのブースがあった。

つーか、最初から「あっちの隣のビルのトランスポート・ハブの中だ」となぜ言えないのだろうか、コイツラは?
3〜40分も無駄にしてしまった。チェックインしなければならないと言うのに。

そんなところが、非常に不親切で、かついい加減なのがマレーシアなのだ、と実感しました。(その後、マレーシアでは誰にも何も聞かないと誓った。)

プロトン・ペルソナをレンタル


せっかくマレーシアに来たので、マレーシアの国民車プロトン(もっとも安いセダンを選択)にしたことはすでに書いたが、KLIA(クアラルンプール国際空港)のEuropcar事務所で手続きし、駐車場へ向かうと、どこからともなく不気味な「カラカラ音」が・・・

われわれが借りたプロトン・ペルソナがお出迎え。

周りに駐車している日本車レンタカーに比べ、見るからにボロい。妻も「音変だよね?大丈夫?」と心配げ。

プロトン・ペルソナがお出迎え

そして走りは・・・

オソーイ!

アクセル全開でエンジン回転は一気に上がり、「ブウウウ〜ン」と非常に不快な音を立てるのだが、音と回転数がまったくスピードに伝わらない・・・

そして1.6Lなのになぜか燃費が悪い。

そして一番気になったのは・・・小回りが効かない。

右回りはまあ普通の車の様に旋回するのだが、なぜかハンドルを左に切ると、途中で止まってしまう感じ?なので最小回転半径は右と左でかなり違いそう・・・

それから借りたガーミンのナビも、古くてボロかった。行き先をちょっと変更するだけで、固まってしまうのだ。 なのでスマホのグーグルマップで対応した。

一応A地点からB地点へ行く仕事は無事に終わらせられたが、正直言って安心の日本車にしておけばよかった。

ちなみにペナンに行くと、そこでもプロトン・ペルソナだった・・・(こちらはカラカラ音はしなかったが。そしてナビもまともだった。)

プロトン・ペルソナ

1つ良かった点は、ウインカーの位置が左側で、ドバイで運転している左ハンドル車とおなじだった事。(マレーシアは右ハンドル)
これで間違ってレーンチェンジでワイパーを動かすことはなかった。

結構まともだったマレーシアの運転


私が住むドバイに比べて、の話だが。

高速道路ではもの凄い勢いで追い抜いていくオラオラ系の車も多かったが、一般道では、皆至って安全運転のようだった。

それから基本的にみな温厚な運転で、クラクションを鳴らしたり、鳴らされたり、なんてことも無かったし、ドバイの様にホーン鳴らしまくり、ということもなく新興国のわりにはマナーが良いことはけっこう驚きだった。

それだけドバイが酷い、ということなのかもしれないが。

ただしマレーシアの道路標識は非常に見にくい。
マレー語は英語アルファベット表記なので、英語と併記されると、どっちがマレー語で、どっちが英語なのか判断するのにとても時間がかかります。

私が住んでいるドバイなどだとアラビア語と英語は明らかにルックスが違うので、即座にどちらを読むか判断できるんですが。それは日本語英語併記でも同様ですね。


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 世界を旅した旅行記をまとめたページ

マレーシア旅行記事すべて
2歳児連れマレーシア旅行① まずはプトラジャヤへ
2歳児連れマレーシア旅行② 世界遺産の街:マラッカ
2歳児連れマレーシア旅行③ マラッカの食
2歳児連れマレーシア旅行④ 世界遺産の街:ペナン島・ジョージタウンへ
2歳児連れマレーシア旅行⑤ ストリートフード天国:ペナン・ジョージタウンの食
2歳児連れマレーシア旅行⑥ 大都市クアラルンプールその1
2歳児連れマレーシア旅行⑦ クアラルンプールその2:下町、バトゥ洞窟
2歳児連れマレーシア旅行⑧ クアラルンプールの食 その1
2歳児連れマレーシア旅行⑨ クアラルンプールの食その2:そしてマレーシアの食を総括する
マレーシア旅行⑩番外編:マレーシアでレンタカーを借りる

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