一時期のiMacはターゲットディスプレイモードとして外部モニターとして使えていた事があったが、古いMacbookなどノートパソコンは外部モニターとして使えない、というのが通説だったと思う。
なので私も諦めていた。
だけど、"Air Display"と言うアプリケーションを使えば簡単に外部ディスプレイとして使うことができるらしい、という事を発見!
1. 余ってるMacBook Pro 2011(15インチ画面)を活用だ!
2. MacBook(などのラップトップ)は外部モニターとして使えない、はデタラメだった
3. Air Display(エアディスプレイ)というアプリケーション
4. 導入方法
5. WIFI接続だが、意外とシームレスに動く
余ってるMacBook Pro 2011(15インチ画面)を活用だ!
昨年5年ぶりにMacBook Proを新調した。Macbook Pro 2018 i9(15インチ)だ。
基本的にずっとMacBook Proがメインだが、外付けモニターとしてサンダーボルトディスプレイに接続し、デュアルモニターとして使っている。
複数の広い作業画面だとウェブリサーチやExcelを使った仕事など、マルチタスク時にとっても便利。
そこでいつも思っていたのだが、使い古したMacBook ProやMacBook、はたまたウィンドウズPC(ラップトップ)のディスプレイを、トリプルディスプレイの3つ目のモニターとして使えないだろうか、と。
ウチでは2代前に使っていたMacBook Pro 2011(15インチ)が残っている。ただ捨てるのは何となくもったいないので、テレビにつなげてYouTubeなどを見る専用機として使っていた。
これを外部モニターにできないだろうか・・・・
ネットで大半の検索結果で出てくるMacBook Pro(などのノートパソコン)は外部モニターとして使えない、はデタラメだった。
今回、何の気なしに英語で検索してみたところ、Air Display(エアディスプレイ)というアプリケーションを使えば、ノートブックパソコンが外部モニターに変身することがわかった。
Air Display - Avation.com
さっさと英語で検索しておけばよかった。世の中には英語の方が情報量が圧倒的に多い。
Air Display(エアディスプレイ)というアプリケーション
Air Display(エアディスプレイ)は、もともとiPadやiPhoneなどのiOS機器をwifi接続にて外部モニターとして使用することができるアプリだ。
同様のアプリではDuet Display(デュエットディスプレイ)と言うのがある.。
以前Duet Displayを使ってMacBook ProからiPad Proに繋いでみたことがあった。だが遅れとカクカクした動作がひどくてとても使える代物ではなかった。
それを差し引いてもDuet DisplayはiOSでしか使えなかったと思う。
ところがこのAir Display(エアディスプレイ)は、iOS以外にもMacOS専用のクライアントアプリケーションが用意されていて、MacBook ProやMacbook Airなど、もともとディスプレイ付のノートパソコンにインストールすれば、それらを外部モニターにしてしまうことができるのだ。
だが日本語対応はしていない(ようだ)。
使い方は非常に簡単。Air Display(エアディスプレイ)をホストとクライアント、2つのコンピューターにインストールするだけ
私の場合、セットアップは以下だ。
- ホスト:Macbook Pro 2018(i9)OS Mojave(Thunderbolt Displayに接続しすでにデュアルモニター状態)
- クライアント:Macbook Pro 2011 OS High SIerra(今回3つ目のディスプレイとして使用)
(1)まずホスト/クライアントのノートパソコンを同じWIFIネットワーク内に接続。
(2)モニターとして使用する予定のクライアント・ノートパソコン(私の場合、MacBook Pro 2011)に下記ダウンロードページから、クライアント専用アプリ:"Air Display for Mac"をダウンロード。そしてダウンロードしたアプリケーションをアプリケーションフォルダに入れる
Air Display(エアディスプレイ):ダウンロードページ
(3)ホストのMacBook Pro 2018に、同じページからホスト・ソフトウェア:"Air Display Host"をダウンロードしてインストール。
インストール後、Air Display(エアディスプレイ)がメニューに追加される
(5)ディスプレイとして使用するクライアント・ノートパソコンにインストールしたエアディスプレイ(アプリ)を立ち上げる
(6)メインのコンピューターからクライアントのパソコン名"MacBook Pro 2011"を選択して接続。
(7)ディスプレイとして使用するコンピューターのモニターに、メインのコンピューターのウインドウが出てくるので、それをフル画面にすれば第3のモニターとして完成。
後は自分の好みに設定すればよい。設定はシステム設定の「ディスプレイ」から普通にできる。
複数のモニターとして使用することもできるし、ミラーとして使用することもできる。
私の場合は、メインのMacBook Pro2018にサンダーボルトディスプレイ、そしてこのAir Displayを使用したMacBook Pro 2011も繋ぎ、トリプルディスプレイとして問題なく使用することができた。
しかもThunderbolt Displayに最初から付いている時代遅れのMagsafe供給電源が、MBP2011に直接使えるのもボーナスだった。(Macbook Pro 2011の電源を用意する必要がない)
WIFI接続だが、意外とシームレスに動く
気になるレイテンシー(遅れ)だが、ケーブルで繋いだのと同じ、とは言わないが、作業に支障がない程度のレスポンスが得られた。
少なくともiPadとMacbook ProでDuet Displayを使うよりも遥かにフラストレーションは少ない。
メールアプリを立ち上げておくだけとか、株価のチャートを立ち上げとくだけ、といったような使い方なら全く問題なさそうだ。
アプリケーションは有料で19.99ドル円だけど1時間お試しできるので、それで反応の遅れ等を確認してから買うと良いと思います。メインマシンの能力の高さによっても使い勝手が違うかもしれませんね。
今回はMac OSバージョン同士の接続だったけど、クライアントをiOSデバイスやWindowsノートパソコンにすることも可能です。
他にも古いノートパソコンをモニターとして使いたい人がいるんじゃないでしょうか?
とても便利なのでぜひ試してみてください。
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