シニア度高くて安全。ギリシャ統治時代の古都シラクーサとオルティージャ島|シチリア②

私にとってシチリア(イタリア)の印象と言ったら、まず思い浮かべるのが・・

ニューシネマ・パラダイスの冒頭部分、ダイニングの窓から海を望む光景。

そんな風景が、ここシラクーサのオルティージャ島にはある。

シチリア島を半周遊ドライブする予定だったが、あまり宿を代えたくなかった3才児連れのわれわれは、シチリア東南部最大の見どころであるヴァル・ディ・ノートのバロックの小さい街々を、シラクーサを拠点に日帰りで巡ることにした。

よってシラクーサのオルティージャ島に3泊した。

前回2013年にイタリア本土に行った時もそうだったが、古くからの観光立国イタリアではB&Bなどの民泊施設が充実している。

Booking.comなどをチェックしても軒並み評価が高いのはホテルではなく民泊。宿の主人と距離感が近いのも必然的に評価が高くなる理由だろう。一方、ホテルは一般的に評価が今一つで、どちらかと言うと団体様向け?

という訳で我々が宿泊したのは・・・

海の見えるキッチン付アパートメント:Palazzo Alfeo


「絶対海が見えるところ」というリクエストだけして妻に任せていたのだが、このアパートは最高の立地とヴューだった。

オルティージャ島の風景

窓から広がる静かなシー・ビュー。
ニューシネマ・パラダイスのダイニングから見渡す静かな海の風景そのものだった。

オルティージャ島の先端、アレトゥーザの泉に近い、車は通れない海沿いの遊歩道:Lungomare Alfeo(アルフェオ通り)にある、とても対応の良いイタリア人ご夫婦が経営するアパートメントだ。インテリアのセンスもいい。


車でのアクセスが制限されているZTLエリア内に位置する立地であるが、ヴァレーパーキングも頼めるから安心だった。

そしてプロセッコのオマケ付き。


キッチンがついている事でマーケット(市場)で買って来たものを軽く調理して食べる事もできるし、シチリア旅行でのアパートタイプ宿泊は個人的にオススメです。



シラクーサ観光はオルティージャ島とネアポリ考古学地区


シラクーサ観光のメインとなるイベントは、大きく分けて2つ。
観光客が多く、レストランやカフェ、ショップやマーケット(市場)があるオルティージャ島と、シラクーサの大陸部にあるギリシア劇場やディオニュソスの耳を有するネアポリ考古学公園だ。

オルティージャ島以外の町中(シラクーサ駅周辺など)はわりと寂れた感じで、あまりみどころもなさそうな感じだった。なのでホテル代を安く済ませたい、などの理由が無い限り、オルティージャ島に宿泊するのがよかろうと思う。

もともと古代遺跡にあまり興味の無い我が家では、多くの時間を宿のあるオルティージャ島で過ごすことにした。

ヨーロッパ人シニア層の観光地:オルティージャ島


シチリアと言ったらマフィア。マフィア=暴力=怖い。だからシチリアは治安が悪いに違いない・・・

と思っているあなた。大間違いです。

少なくともオルティージャ島はご年配ばっかり。危険なニオイまったくなし。

まずオルティージャ島観光のメイン、ドゥオーモ広場にやって来る・・・・

シラクーサのドゥオモ広場

静か・・・・

3月末/4月頭はオフシーズンなのだろうか?それとも夕方の時間帯だからだろうか?
あまり人が居ない。しかも車が通らないためか、騒音が全く無く静寂の空間が広がる・・・

そして、寒い!

南欧・地中海なのにこの時期に寒いのは驚きだった。まあ、我々夏は世界一暑いドバイから来ているんですが。

鳩を見つけては追いかけ、キャーキャー騒ぐマイサン3歳児の声が石造りのドゥオーモ広場に響き渡る・・・

そんなマイサンに興味を持った地元の気さくなおっちゃんが何やらイタリア語で話しかけて来る・・・

しかしシチリアにはやたらと陽気なおっちゃんが多い。

南インドでも思ったが、貧しさとおっちゃんの陽気さは比例しているのではなかろうか。

  • 貧し目な地域: テキトーに働く、又は働かないからおっちゃん陽気。
  • 日本を含むリッチな地域: 身を削って働くからおっちゃんお疲れ。

話がそれてしまったが、このシラクーサはギリシア統治時代、アテネと同規模のメガシティだったらしい。シチリアはその後、ローマ人やアラブ人、ノルマン人やスペイン人など様々な民族に支配される運命をたどる。

その都度、もともとあった建築物に違う民族が改築を加えていく・・・

という実に2000年以上にわたるリノベ物件の代表的なものがこのシラクーサのドゥオモだ。

シラクーサのドゥオモ

たぶん土台はギリシャ、てっぺんの丸いのはノルマン?全面の新しそうなところはバロック?

バロック建築のシラクーサのドゥオモ

ドゥオモの内部もそんな感じで時代の違いを感じさせる支柱が並ぶ。

シラクーサのドゥオモ

オルティージャ島内部はほとんどが石畳の旧市街地で、建物のデザインも統一されていて風情がある。

だが1990年代ごろまでは完全に寂れていたらしく、同じくイタリアのフィレンツェなどに比べたらまだまだ洗練されていない素朴さが漂っている。

シラクーサ、オルティージャ島旧市街

ツアリスティーな(あまりにも観光地化・洗練された)場所以外に行きたい人には結構向いているデスティネーションかもしれない。

ぶらぶら街歩きがなかなか楽しい場所だ。

シラクーサ、オルティージャ島旧市街

シラクーサ、オルティージャ島旧市街

 それが理由かどうかはわからないが、何故かここにはヨーロッパ人のシニア層観光客が明らかに多かった。世界中色んな場所を旅行したが、ここは今まで我々が訪れた場所に比べ明らかにその層が多いのだ。

なのでオルティージャ島では全く治安の心配は無い。全くもってシニア的平和な感じ。

そして世界中どこでも目につく中国人もいない。

なので中国人団体観光客が大挙して訪れる場所を避け、ゆっくり静かに大人の(というかシニアな)時間を過ごすにはうってつけの場所のようだ。

そして私的には値が張っても海の見えるホテル/アパートホテルでゆっくりするのがオススメ。

海沿いの遊歩道を散歩するもよし。

シラクーサ、オルティージャ島の海の風景

シラクーサ、オルティージャ島の海の風景

シラクーサ、オルティージャ島の海の風景

ちなみにレストランやショップは、シエスタなのかオフシーズンなのか、それがシチリア式なのか、ランダムに開いてたり開いてなかったりでした。なのでレストランに行く際は3〜4軒候補を挙げておいてから向かった方が良い感じです。

一応行っておくか。ネアポリ考古学公園


古代遺跡にはあまり興味が無い我々であるが、一応シラクーサの見どころであるネアポリ考古学地区に出向く。

ここではギリシャ劇場とディオニュソスの耳が見どころだ。

ところで前日は寒かったが、日光が当たり始めると直射日光がやたら暑い。

ネアポリ考古学公園のギリシア劇場

絶景のタオルミーナのギリシア劇場に比べると若干(というか結構)見劣りする。

ギリシア劇場で観光していると、イタリア人のおばちゃんにイタリア語で「ここはギリシア劇場(テアトロ・グレコ)なのか?」と聞かれる。
私当然イタリア語は喋れないので「テアトログレコ」しか聞き取れなかったが、海外生活長いと何故か何言っているのか雰囲気でわかるから不思議だ。

「イエス」と答えると矢継ぎ早に質問を投げかけられた。イタリア語で。

イタリア語わからないよ。と答えるとそそくさと他の人間を探しに行ってしまったが、どう見ても東アジア人のルックスした私に「イタリア語で質問を投げかける」というイタリア人おばちゃんの感覚がとても不思議な体験だった。

日本で京都旅行に行ったら、そこに居る白人(黒人でもいいが)に、ここが清水寺なのか、清水寺がいつ建造されたのか?清水には誰が祀られているか?って日本語で聞かないよね、普通?

一説によると、イタリア人はVery Confident People(自信に満ちた人達)なんだそうだ。そうか、おばちゃん的には東アジア人の私でもイタリア語を喋って当然、的な感じだったのだろうか?

そんなネアポリ考古学公園ではディオニュソスの耳が私的にお勧めだ。

ネアポリ考古学公園のディオニュソスの耳

我々が行った時には貸切り状態で、奥に行くほどコウモリや鳥の鳴き声が木霊し、かなりホラーだった。

マイサン3歳児が「コワイ〜」と言うので適当に切り上げ。

シラクーサ/オルティージャ島で観光するための便利な駐車場


オルティージャ島には島に入って、ZTLゾーン(一般車両規制ゾーン)に到達する前の場所に2つ駐車場がある。

1つはマリーナ駐車場で、ここは大してキャパが無いので、混む時間帯には絶対止められないと思う。一方シラクーサ市場の近く、オルティージャ島に入って左方向の海沿いに非常に大きなタレテ・パーキング(Talete Parking)がある。

オルティージャ島は狭く、十分全域を徒歩で歩けるため、このタレテ駐車場に停めるのが良いと思います。道を渡ってすぐの場所にシラクーサの市場(オルティージャ・ストリートマーケット)が開催されています。



ところで。

シラクーサはシチリア・グルメの中心地なんだそうだ。特にシラクーサではシーフード。

というわけで次はシラクーサのオルティージャ・ストリートマーケット(市場)とシラクーサの食について・・・

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