シチリア島が凝縮されたグルメの都:シラクーサの食&おすすめレストラン|シチリア③


インターネットやガイドブックによると、シチリア島内でも特にシラクーサは食の都、特にシーフードの宝庫なんだそうだ。

さっそくシラクーサの市場:オルティージャ・ストリートマーケットにやってきた


シラクーサの市場:オルティージャ・ストリートマーケットは、オルティージャ島に入ってすぐ、アポロ神殿すぐ隣のエリアにて開催されている。

食だけでなく、実に様々なものが売られている。


もちろん食材がメイン。


野菜を始め、シチリアならではの赤いオレンジなどの果物、ドライフルーツ、


パスタなどに入れると美味しいイタリアのスパイス、


そしてスライスされた生のアンチョビなど、イタリアの食卓に必須な食材が並ぶ。そして地元民らしき人々が買い物をしていく・・・

どの食材も新鮮そうだが、うちで買ったイチゴはかなり熟しが進んでいた。どうやらさっさと売ってしまいたい食材を買わされてしまったようだ。それでも私が住むドバイで入手できるイチゴ比べはるかに美味しかったけど。

どの店も味見を勧めてくるが、味見させるのと同時に「買うでしょ」という感じで袋に入れ始める強引な店もあるので、味見する際は注意が必要だ。雑多なマーケットには粗野な店員も多い。

ほかに市場で買ったイチゴとオレンジピールのドライフルーツはなかなかフレッシュな甘みで非常に美味しかった。

オルティージャ・ストリートマーケットに行ったのは朝だったので、ここでコーヒーとシンプルなサンドイッチを食べる。


こんなシンプルなサンドイッチでも、ハムやチーズ、オリーブオイルのクオリティが高いため美味しい。

特に私が住むドバイではポーク商品はあまり豊富に出回っていないし、価格も無駄に高いからなかなか美味しいポークハムにはありつけない。それも美味しく感じた理由だ。



家族経営風のレストランでシラクーサ風パスタとタコを食す


シチリア到着初日の午後にシラクーサに到着した我々は、ちゃんとしたランチもたべていなかったことから、午後5時くらいに早めの夕食にしてしまうことにした。

そこで泊まっている宿(アレトゥーザの泉近く)の近くの良さそうなレストランを3件ほどピックアップして準備万端で出発。寒いしあまり無駄にプラプラしたくなかったのだ。

そしたら、

すべて閉店中・・・

すでにシエスタ時間は過ぎているはずだが。

3月末はシーズンオフだからか、それとも営業するかしないかは店の気分次第だからか、グーグルマップに掲載されている営業時間はシラクーサではあてにならない。

少し歩くがチェケラしたレストランがある、と妻が言うので違う場所に移動。
するとそのレストランもまだ準備中・・・・

どうも6PMはシラクーサでは夕食時間としては早すぎるらしい・・・

すると隣の"Retro La Locanda"という名前のレストランがすでに開店している風だ。グーグルでの評価もいい。


レストランに入るとスタッフがテーブルで談笑中だったが営業中だと言う。

見るからに家族経営風のその店は狭くてまったく飾った風でないが、店の人々はとても感じが良い。

どうも我々がその日の最初のお客さんらしく、我々が注文したところで厨房に火が入った。なので食事が出てくるまで結構待たされたが、店の主人がマイサン(3才児) の為にアニメチャンネルのテレビを付けておいてくれたため、ゆっくり待つことができた。

そこで頼んだのは・・・


シーフードのフリッター。カラッと揚がっていて美味しい。シーフードが相当新鮮な感じだ。特にイワシが絶品だ。


ねっとりした(恐らく)アンチョビ&トマト風味のシラクーサ風パスタ(シラクサーナ)と、タコのにんにくトマトソース煮込み。


シラクーサ風パスタはスパゲティで出てくることが多いらしい。この短いくちゅっと巻いた感じのパスタはドバイのシチリアレストランでも食べたことがあるが、かなり強烈なアルデンテで食べごたえがある。

タコはシチリアではよく食べられる食材だ。日本の食にも通じるところがあるね。

どちらのディッシュもとても美味しかったです。


シチリアの代表的なパスタ料理:ピスタチオパスタを食す。


軽めの食事をするために入った、アルキメデス広場近くにある、A Putiaというレストランでシチリアの代表的なパスタ料理、ピスタチオのパスタを食す。


予想に反して非常にこってり味で美味しい。ビスタチオという素材とは相容れない意外な味の一品。

ほかにタコとマグロ赤みとカジキマグロのカルパッチョ。日本の刺し身にも通じる味わい。


ここは結構人気のある店らしく、我々は開店前に入れてもらったが、すぐに客でいっぱいになった。



シラクーサで和食


シチリアへ来て以来、パンとクッキーとチョコレートとアイスクリームしか食べないマイサン3才児。

そんなマイサンの様子を過度に心配した妻が、日本食を出すシチリアンレストランがあるから行きたいと言う。大好きな白ごはんなら食べるからだ。

そこでやってきたのがLa Cambusaという日本人のブログでもよく名前が出てくるレストラン。

私個人的にジャパニーズ&イタリアンと聞くと「どういう組み合わせだよ」とおもってしまう。というのも私が住むドバイにはScooziという、見かけも質も「なんちゃって」なジャパニーズ/イタリアン・レストランがあるからだ。

だがこのLa Cambusaではモノホンの白ご飯としじみの味噌汁が出てきた。美味しいモノホンの日本食だ。


マイサン3才児もご満悦。

なるほど、シチリアと日本の食は素材(シーフード)という点で共通点も多いので、良い素材で勝負する日本食&シチリアンというコンビネーションは有りか。

ここでは私と妻は、マグロのパスタと、マグロ・ステーキを頼んだが、これらのシチリア料理も美味しかった。(写真は撮り忘れた)

ただ素材としての赤マグロはたくさん食べると飽きてくるので、マグロづくしではなく1品は違うメニューにすればよかったと、料理自体は美味しかったので若干後悔。

店の人によると、日本人客も結構多いんだそうだ。

他の客に目をやると、地元客らしきお客さんは皆寿司など日本食を食べている・・・
このレストランはシラクーサのNo.1ジャパニーズレストランなのだろう。



シラクーサ最後のディナーはやはりシチリア料理で。


入った店は宿泊アパートから比較的近いRistorante La Medusaという店。グーグルでの評価も高い。

シラクーサでは結構評価の高いレストラン(グーグルなら4つ星以上)がけっこう多く、適当に街に出てグーグルマップで近所を探せば、たいてい美味しい店が見つかるようだ。

頼んだのはこの店のシグナチャー・パスタ料理らしい、トマト、ハーブ、ピスタチオが入ったスパゲッティ。美味しい。ピスタチオがたっぷり入っているところがシチリア風か。


もう一品、この店は英語メニューがまったくなかったため、シチリア旅行1ヶ月前からイタリア語を勉強していた妻がイタリア語を解読して注文。

「魚をグリルした料理だ」と妻が宣言して出てきたのは、「蒸されたムール貝」だった・・・・

こちらも美味しかったです。

シラクーサを始めシチリアでは家族経営レスランが圧倒的に多い。


ところでシラクーサでは、シニア層&観光客が多いからかレストランの価格は他の街に比べて高かった。シチリア州都のパレルモ中心部のレストランの方が相対的に安い。

シラクーサを含めシチリア内で行ったほとんどのレストランは家族経営のようで、それぞれの店に特徴があって、それがシチリアのレストランの良いところだと思う。

イタリアに行って「ジェイミー・オリバーのイタリアン」だらけだったら失望してしまうよね。例えミートボール・スパゲティが美味しくても。

これは良くも悪くも保守的なイタリアの政策によるところだろう。

ただしイタリアが裕福にならないのはそういう所に理由があるのかもしれないが。

いっぽう日本では・・・
私の実家、長野県の地方都市部では外食と言ったら、くら寿司やら丸亀製麺やらサイゼリアやら・・・

気付けばそんなんばかりになってしまっていた。日本の田舎では家族経営レストランなど絶滅危惧種だ。

私が住むドバイでも、リーズナブルなイタリアンレストランはチェーン展開している資金力のある店ばかり。

マニュアル化されたレシピ料理を食べる、という味気ないものになってしまっている。

またはホテルに入っている高級店に行くか、のどちらかしかオプションがないのが残念。

イタリアにはぜひ経済効率そっちのけで、この様な政策を続けていってほしいです。それがイタリア旅行の醍醐味でもあるので。

次の記事は、ヴァル・ディ・ノートの小都市:ノート「ヴァル・ディ・ノートの小さな街ノートへおやつを食べに行く」へ続く・・・

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