Stella Artois(ステラ・アルトワ)):禁酒の国で世界のビールレビュー

どんなビール?

ブランド(銘柄):Stella Artois(ステラ・アルトワ)
生産国・地域:ベルギー・ルーヴェン
メーカー:Anheuser-Busch inBev (AB InBev)
ブランド発売年:1926年
スタイル:ピルスナー
アルコール度数:5.0%



私この銘柄、長らく”ステラ・アートイス”と呼んでました。
なるほど、フレンチ読みなんすね。ドバイのバーでは「ステラ」で通ってしまうので、

“ステラ・アートイスください。”

“Pardon?”

“だからステラ・アートイスください。”

“What?”

というやり取りをせずに済みました。

Anheuser-Busch inBev (AB InBev)は世界で最も大きなビール会社で、世界の実に25%のシェアを誇っている。
このステラを始め、ホーガルデンやレッフェなどのベルギービール、アメリカのバドワイザー、メキシコのコロナ、ブラジルのSkolなど、多くのベストセラー・グローバルブランドを傘下に置いている。

世界中ではAB InBevが醸造している、というだけで毛嫌いする人が結構います。そういう人は大体地ビールや小規模ブリュワリーのファンだからです。ブルックリン・ラガーとか。

私もそういうクチですが、何しろビール醸造したら逮捕されるであろうドバイでは地ビールなどありえません。

でも私、個人的に結構このステラ・アルトワをよく飲みます。
なぜかというと私が住んでるレジデンスの一階のバーでは、いつもステラがハッピーアワーの一品だから。(ハッピーアワーとはバーなどで早い時間に特定のメニューが半額や安くなるサービスです。)

ハッピー・アワーの生ビール(ドラフトビール)はステラかオーストラリアのフォスターなので、いまいちフォスターを頼む気にならない私はいつも惰性のステラ。日本の行きつけの居酒屋で「とりあえずビール」と言ってしまうのと同様の「とりあえずステラ」状態になってます。

ところで、ドバイには”Bergian Beer Cafe”というべルギービールを出す人気のバーがあり、そこではピルスナーのステラ、白ビールのホーガルデン(英語の発音ではホーガーデン)、エールビールのレッフェなどのビールが、ベルギー代表料理のムール貝のワイン蒸し、クロケット(コロッケ)やフライドポテトとともにいただけます。

ステラを飲んでみた勝手な感想

軽い苦味とホップの爽やかな香り(アロマ)があります。そして適度なキレがあって軽めのビールです。冷やして飲むと美味しい万人受けしそうなビールではないでしょうか。カラーは軽めのゴールデン。色から想像出来る味です。

深み/コクは無い、軽めの飲み口で適量の炭酸。ベルギーのクロケットやフライドポテトなど揚げ物に合いそうな味です。

ステラの匂いがスカンキー(スカンク臭、動物臭い)と言う人が結構いますが、私にはあまり気になりませんでした。それは私の飲んでいるステラが缶入りのものであるからか、私が毎日就寝時に飼い猫と枕をシェアしてることが原因か、わかりません。
(ステラの様にグリーンのボトルに入っているビールは日差しに当たる事でスカンキーになりやすいと言われています。)

特に特徴の無い味で、右にも左にも寄ってない中道派のビール。なので外しません。

UAEでは比較的どこの酒屋でも手に入るし安めなので、結構うちではハイネケンと並んで定番のストック・ビールになってます。別に好きなわけではないんだけど、毎日心地よく飲むにはこれでいい、という感じ。

・フォローして頂けますと嬉しいです。(フォローバック100%): @hiroshiyamaoka
–>