すでに妻が今年の有給休暇を完全に消化してしまっているため、どこかへ行く予定はまったくなかったのだったが、連休突入の数日前に「4日もあるから、どっか行く?」という話になった。
よくよく考えたらUAEは訪れる観光客も多く、ビーチリゾートや砂漠リゾートがあってステイケーションには最適だ。
私自身は、普段の仕事の喧騒から離れて2〜4時間ドライブし、アブダビ首長国なんかの砂漠リゾートなんかいいんじゃないかと思ったが、砂漠リゾートは子供厳禁のところが多い。大人のムードをぶち壊さないためだ。
そこで妻いわく、子供が遊べる施設が充実している、(我々が住むドバイ内の)アトランティス・ザ・パームはどうか、という話になった。
というわけでアトランティス・ザ・パームを急遽予約。
今の時期、ドバイは観光客の多いオン・シーズンだが、数日前でも余裕で予約できた。
アトランティス・ホテルは有名なホテルなため、数ヶ月に1回は私の会社のお客さんが泊まる。よってミーティングだったり、迎えに行ったり、とホテルへ向かう道中は仕事に行く雰囲気。
旅の道中(導入部)って重要ですよね。雰囲気を徐々に盛り上げるっていうか・・・
しかもアトランティスホテルだと、うちから車で10分強で到着してしまう近さだ。
そんな感じで午前中からアトランティス・ザ・パームにやってきた我々。
クラブルーム付きは何かと便利だった
ドバイ空港は24時間オープンで、昼夜を問わずいつでも離発着しているため、ホテルも午前中にアーリーチェックインさせてくれるケースも多い。もちろん部屋の掃除が済んで空いている場合に限られるが。
日本からドバイへ来るフライトはすべて早朝着なので、早めにホテルに着いてチェックインできた、という日本人のドバイ来訪者も多いだろう。部屋さえ空いていれば、大概の場合はアーリーチェックインに対応してくれる。
我々は午前10時過ぎに到着したのだが、オンシーズンだからか空いている部屋が無く、まだチェックインできなかった。
しかしクラブルーム付きの部屋を予約していたため、クラブルームで朝食を取りながら待っていて良い、という事になった。
到着してから軽い昼食を取る予定だったので、ちょうど良かった。
ところで我々は東南アジアに旅行に行くときは、よくクラブルームを利用する。
東南アジアのホテル代はドバイやヨーロッパに比べたら圧倒的に安いし、夕食前に軽く(タダで)お酒を飲めるところも気に入っている。わざわざホテルロビーへ行かなくてもチェックイン/アウトできるところも便利だ。
クラブルームでの食事の後は、まだチェックインできなかったため・・・
ホテルの中にある水族館、ロスト・チェンバースへ
ロスト・チェンバースへ来るのは2回目だ。
マイサン2才児(もうすぐ3歳)が大きな水槽を見つけて全力疾走・・・
フィッシュ!フィッシュ!と大騒ぎ。
前回来たときは2歳になったばかり。たしか不思議そうに指さして見ていただけだったと思う。今回は大興奮で、1年も経つとずいぶん成長するもんだなあ、と感じさせた。
ところでこのロスト・チェンバースだが、日本の水族館とはちょっと毛並みが違う。
水槽には魚の名前も書かれていないし、学術的な展示は一切なし。名前の通り、海中に沈んだ空間(チェンバー)の雰囲気を楽しむための施設だ。だが、なかなか良くできている。
ちょうどロスト・チェンバースから戻ると、部屋が用意されていた。ナイス。
部屋からのドバイ・ダウンタウン方面の眺めはなかなかのもの。
オフショア・プロジェクトの高い可能性を感じさせる。
さっそくチェックインを済ませ、プール&ビーチに行こうと思ったら、
荷物がまだ来てなかった・・・
なので水着が無い。
車を降りた時に荷物を預けてしまったのだった。その後、荷物が来るまで1時間弱も待たされる羽目に。
巨大ホテルなだけに、その辺のスピード感がイマイチなようだ。最初からビーチに行ける格好で来れば良かったと後悔。
妻によると、そういうレビューが多かったそうだ。
なので、アトランティス・ザ・パームへ来て、チェックイン前からがっつりプールやビーチで遊びたい人は、水着だけ手持ち荷物で持ってくるか、最初から泳げるカッコで来ることをお勧めします。(日本から水着はちと無理か)
アトランティス・ザ・パームのプール&ビーチ
アトランティス・ホテルには2つのプールがあるが、そのうちの1つは子供用だ。
2才児連れの我々は迷うことなく子供用プールへ。子供用でも広い。
それからアトランティスホテルにはプライベートビーチもある。
ただし埋め立てだからか、浅瀬の足元の砂はベタベタな感じでいま一つ。一応地味な魚は泳いでいるが。
以前行った、同じく人工島の「ザ・ワールド」のビーチクラブ、"The Island"のビーチはもっと酷くて工事現場のようだったが、
地元ドバイでもさほど知られていないが、ザ・ワールド・アイランドにはすでにビーチクラブがオープン!
それに比べればもちろんマシだが、少なくとも美しいビーチでないのは若干残念。そもそも島自体人工だからしょうがないのか。ビーチは付いているが、素晴らしいビーチではない。
だが砂の上でおもちゃの車を転がすのが大好きなマイサンは砂遊びで大喜び。
ところでマイサン(2才児)は父親の私が言うのも何だが、とにかく根性が無くてチビリ屋だ。今までは海を見るだけで圧倒されて、海に近づくだけで泣き出す有様だったが、3歳に近づきようやく成長してきたようで、今回は初めて海に入って楽しんでいた。
水のテーマパーク:アクアヴェンチャー・ウォーターパーク
アトランティス・ザ・パームを予約すると、水族館のロスト・チェンバースと共に、併設されている水のテーマパーク、アクアヴェンチャー・ウォーターパークでも遊ぶことができる。
連休だからか、とてつもなく混み混み。芋洗い状態。
アクアヴェンチャーでは大きな浮き輪を使ってライドに乗るアトラクションが多数あるが、そもそも浮き輪をゲットしないとライドは楽しめない。この浮き輪を巡って争奪戦が繰り広げられていた。
なんとか浮き輪1つを確保し、もっとも緩やかな流れるプールを周ったところ、根性なしのマイサンが顔に水が(ちょっとだけ)かかった、帰りたい、とダダをこねだす。
ほんっとうに根性が無いんだわ。誰に似たんだか。(俺か?)
根性というのは日本人のDNAにもともと入っているものでは無いんか。
というわけで、浮き輪は他の人にあげ、結局アクアヴェンチャーの施設はまったく利用せずビーチで砂遊び・・・・
2才児にはアクア・ヴェンチャー・ウォーターパークはまだ早かったようだ。
その他、アトランティス・ザ・パームで食を楽しみたければNobuなどの有名レストランもある
私個人的にディナーはNobuなんかで奮発してもいいんじゃないかと思っていたのだったが・・・
クーポンがあって半額になるビュッフェ・レストランでアジアン・ナイトをやってるからそこにしようと妻が言い出す。
「バケーションでは無くステイケーションだ」ということを犇犇と感じさせる選択だが、まあ従うことにした。そこでSaffron(サフロン)というアトランティスに2つあるビュッフェスタイル・レストランのうちの1つへ。
ここはビュッフェスタイル・レストランにしては、なかなか質が高かったと思う。
ドバイなのでたぶんお酒のオプションもつけたら価格は高い。クラブルームですでに飲み過ぎていた私にとってはアルコール無しで問題無しだった。
ところで次の日の朝食は、「アトランティスに2つあるビュッフェスタイル・レストラン」のどちらかで取ることができるため、よりによってまたSaffronへ。もう1つのKaleidoscope(カレイドスコープ)レストランの場所まで移動している時間がなかったのだ。
それでも前日はアジアン・ナイトと銘打っていたから、朝食は別モノだろうと思っていたら、アジアン風の朝食ビュッフェで系統は同じだった・・・
要するにSaffronはアジア系中心のビュッフェスタイル・レストランだった。
何日か泊まる人は、Saffron(サフロン)ともう1つのビュッフェレストラン、Kaleidoscope(カレイドスコープ)とを交互すると良いと思います。
ところでNobuの他にも、年間70億稼ぐというイギリスの毒舌セレブシェフ、ゴードン・ラムゼイの店など、レストランは充実しています。もちろんどこも価格は高いんだろうけど。
というわけで、1泊2日のステイケーションをしたアトランティスでしたが、ホテルから出ること無く楽しめて、思ったよりリフレッシュできてとても良かったです。
「ホテルから出ない」というところがポイントかな、ステイケーションの場合は。
ホテルから出たら一気に日常の風景で気分台無しになってしまうからね。
というわけで施設内のみで楽しめる巨大リゾートホテルが多いドバイは、ステイケーションに向いた場所なのだと再確認したのでした。
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