今回の台北旅行では、以下の3つのナイトマーケット(夜市)へ行った。
寧夏夜市(ニンシアイエシー)
饒河街観光夜市(ラオフージエクワンクァンイエシー)
士林夜市(シーリンイエシー)
饒河街観光夜市(ラオフージエクワンクァンイエシー)
饒河街観光夜市(ラオフージエクワンクァンイエシー)は松山駅(Songshan Station)近くに所在する。
饒河街夜市で特に有名な店はナイトマーケット入り口にある胡椒餅(フージャオピン)を出す店、福州世祖胡椒餅だ。
夕方の時間だったがすでに行列ができている。
スタッフが手際よく次から次へと焼き上げるため、行列の流れは早い。5分程度で目的のブツを入手。
お味は・・・
とても、スパイシー。外カリカリ、中はジューシーでおいしい胡椒餅。
とにかく胡椒の効きが強烈。
肉まんのようなものを想像していたが、どちらかと言うとスパイシーなカレーパンに近い(と感じた)。
饒河街夜市(ラオフージエイエシー)は、道の真ん中の屋台街がそれぞれ外向きに配置されているため、前日行った寧夏夜市(ニンシアイエシー)に比べ、ストローラー(ベビーカー)でも比較的回りやすい。
我々と同じように幼児(2才児)連れのご家族なら、寧夏夜市(ニンシアイエシー)よりも、饒河街観光夜市(ラオフージエクワンクァンイエシー)か士林夜市(シーリンイエシー)に行ったほうが動きやすくて良いと思う。
こちらは饒河街夜市の屋台で売っていた海鮮貝なる食べ物。いわゆる海鮮グラタンの様なものだった。
しかしこの店のねーちゃんがとてつもなく愛想が無かった。
「それちょうだい」と言ったのだが、全く反応が無いので無視されているのかと思いました。
結局ただ単に焼き上がってなかったので待たされただけだったのだが、中国語でもいいから何か一言言ってくれればと・・・
超フレンドリー社会の私が住んでいるドバイではまずあり得ない展開なので、かなり居心地が悪かった。
私が言葉が通じない人間だから向こうも戸惑ったのだろうか。日本人にもそういうところがあるから、理解できない訳では無いが。
ところで事前に台湾では人々がフレンドリーだと聞いていた。
確かにおばちゃんは最強だった。フレンドリーだし、特に日本語話すおばちゃんは話が止まらないし。でもこれは日本も同じだよね。日本のおばちゃんもフレンドリーだ。
だけど実際のところ台北では、意外に若い女性(店員)の感じ悪さが気になることがあった。
それはさておき、饒河街観光夜市。
しばらくそぞろ歩きして、マイサン(2歳児)お気に入りのTayo(バスがキャラの韓国アニメ)のオモチャを買ったりなど過ごした後本格的な食事に。
立って食べ歩きするのも疲れるため、どこか座って食事をする場所を見渡すと、龍涎居雞膳食坊というレストランが眼の前に。
豚肉料理の魯肉飯(ルウロウファン)は前日食べたが、それの鶏肉バージョン、鶏肉飯(ジーロウファン)を出す鶏肉料理の店らしい。
鶏肉飯(ジーロウファン)。
残念ながらご飯が他で食べたような、もちもちかつパラパラな感じのものではなく、私の好みでは無かった。鶏肉の味は悪くない。甘めのタレで見た目で想像できる味だ。
他にそうめんのような麺料理と生姜の効いた鶏のスープ。
特におすすめするところも無かったが、ナイトマーケット歩きで疲れた時に座ってゆっくり食べたい人には良いのではないでしょうか。
それにしても我々が住むドバイから来ると外食は安い。
台北でもっとも大きいという、士林夜市(シーリンイエシー)
ガイドブックによると士林夜市(シーリンイエシー)にまず行け、と書いてあったが、我が家では何故か後回しになっていた。
妻がナイトマーケット(夜市)はもういい。ストリートフードはもう嫌だ、と言うので、子供と留守番しておいてもらい、士林夜市には1人でやってきた。
寧夏夜市(ニンシアイエシー)も饒河街観光夜市(ラオフージエクワンクァンイエシー)もそうだったが、ナイトマーケット(夜市)には若者が多い。
特に士林夜市は若者だらけで、おっさん一人で学園祭に迷い込んでしまったかのような微妙な雰囲気だ。
今回はナイトマーケット3箇所も行ってしまったが、どこもどちらかというと若者向けな感じで、おっさんの私にとってはひと通り体験したら次回はそんなに行かなくてもいいかな、というのが正直なところかな。
雨も降ってるし、私一人ぷらぷらして楽しめそうな雰囲気でもなかったので、直ちに食事するためにB1美食街へ。
B1美食街には実に様々なストリートフード店が出店しているが、程よく混んでいるこの店に入る。店の名前はわかりません。(漢字読めません。)
オイスターオムレツが看板料理のようで、皆オイスターオムレツを食べているので、それを頼む。
頼んだ後、私のまわりは一気に相席状態になった。狭すぎるテーブルの目の前には若い台湾女性と白人のカップル。右隣には若い男性2人グループ。左隣には中学生に見える4人組・・・・
ドバイでは絶対ありえない狭い空間での他人との異様な近さ。
これは本当に居心地が悪かった。
多分ドバイではこれだけ他人と近いとたぶん何らかの会話が始まる。軽い挨拶とか?
人種のるつぼドバイでは、人に近すぎる場合、たぶん本能で自分が怪しい人間ではない事を証明するような行動に出るのだろう。
だけどここでは距離が近すぎるにも関わらず、全く言葉のやり取りがある訳でもない。
香港でも狭い店ではすぐに相席になるが、中華圏特有のこの他人との距離の近さは私にはダメだ。
すでに注文していなかったらその場を立ち去る居心地の悪さだったのだが・・・
そんな微妙な東アジア感を感じているところでオイスターオムレツが出てきた。
一口食べると、これが結構うまい。
目の前(超至近距離)の若い台湾人女性がテーブル上のチリソースらしきものをかけて食べているので真似してみた。うまい。チリソースとの相性もバッチリ。
という訳で非常に居心地は悪かったがオイスター・オムレツは美味しかった。
居心地の悪さと美味しさが同居しているところは東アジアならではか。ある意味いい体験だったな。
次のページでは、台北で観光した迪化街と龍山寺界隈について書きます。
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