穴場的でおすすめ、スティンキーな深坑老街で臭豆腐を食す|台北②

日本のガイドブックには掲載されていなかったのだが、我々が行った台北の観光地の中で、個人的にもっとも良かったのは深坑老街(Shenkeng Old Street:シェンケンラオジエ)だった。

深坑老街は台北中心部から車で30分程度だが、台北市内ではないのだろうか。(新北市?)
あまり紹介されていない。

たまたまYoutubeで台湾在住の南アフリカ人が運営するチャンネルを見ていて、台湾名物の臭豆腐(スティンキー・トーフ)を食べるならココ、という感じて紹介されていたので知ったのだった。

こちらがそのチャンネル↓
This is Taiwan

このチャンネルは台湾生活を外国人の視点から紹介していて、なかなか面白いチャンネルだった。
行く前に台湾を知るのにとても参考になった。

もっとも興味深かったのは、彼(南アフリカ人)が言うところの台湾の特徴・いいところ・悪いところ、がとにかく日本と同じなのだ。

それはさておき、深坑老街。


深坑老街(シェンケンラオジエ)に来ることは、もともと旅行プランに入れていたわけでは無かった。
猫空(マオコン)に行った後、台北市街地から見て方向がいっしょだったため、せっかくだから台湾名物の臭豆腐(スティンキー・トーフ)でも食べて帰るか、という感じでついでに来たのだった。夜市(ナイトマーケット)でも臭豆腐は食べていなかったし。

ついでに来たのだったが、結果、深坑老街(シェンケンラオジエ)が今回の旅で最も気に入った場所だった。

深坑老街(シェンケンラオジエ)が今回の旅で最も気に入った場所

ここも最近台北で流行りのリノベスポットらしい。

深坑老街(シェンケンラオジエ)の見どころは古いレンガ造りの建物が残るたった一本のストリートで、ここに臭豆腐レストランが集結している。なので臭豆腐臭さがストリートに漂う。

深坑老街(シェンケンラオジエ)の見どころは古いレンガ造りの建物が残るたった一本のストリート

我々が訪れた時には深坑地区の地区長らしき人物が来ていて「村おこしフェスティバル」的な催しが行われていた。
中国語で何を言っているのかはわからなかったが、司会の女性が「トーフ、トーフ」を連呼していたので、今年もトーフで頑張ろう!みたいな催しだったのだと想像する。

台湾名物臭豆腐(スティンキー・トーフ)を食す


そもそもなぜ深坑老街が臭豆腐のメッカなのかは知らないが、多数ある臭豆腐レストラン群から、グーグルマップで適当に評価を調べて入ったのがこの店。

「好家園」

漢字は読みやすいが何と呼ぶかはわかりません。

好家園

「好家園」は、切り盛りするおばちゃんを始め、店の人々ががなかなか感じが良い。

妻が難色を示していたが、せっかく臭豆腐の町に来たので、臭豆腐2品を頼む。

まず出てきたのが、ちょっとチャレンジングだと思われるピリ辛風の臭豆腐スープ。

ピリ辛風の臭豆腐スープ

あまり気になるほどの臭さはなく、結構いける。辛さが臭さを打ち消しているようだ。

食べた後に臭豆腐特有の臭みが口に残るが、日本人の私には全然大丈夫な味だ。
おいしい、と言ってしまって良いだろう。

そして次の一品は、メニューの一番最初にあったので、多分これが基本形なのだと思われる揚げた臭豆腐。

揚げた臭豆腐

これはもう全く問題なく食べられて、美味しい。おそらく臭豆腐の中でも揚げたものほど食べやすいのではないだろうか。
結局豆腐なので、本体はそれほど味はないが、ニンニクが効いた味の濃いソースとのコンビネーションがばっちり。

臭豆腐2品頼んだので、残りの一品は普通の中華でいいよね、と思っていたのだが、豆腐好きのマイサン(2才児)のために普通の豆腐も頼むと妻が言いだし、結局3品目もトーフに・・・

普通の豆腐

3品もトーフなんてトーフすぎだろ〜とぶつぶつ言っていた私であったが、食べてみたら、これもまた違った感じのたまご豆腐のような食感で、なかなか美味しかった。

同じ豆腐料理でも、どれも結構な違いがあってバラエティに富み、美味しかったです。




なかなか満足の行く食事だったので、ついでに豆腐デザート屋で豆腐ソフトクリームを食べる。

豆腐デザート屋で豆腐ソフトクリームを食べる

これは多分臭豆腐ではない。スティンキーではなかったから。

モノホンの豆腐という感じの風味で甘さも控えめ、アイスクリームなのに健康的な味だった。

外国人にとって、ちょっと不便な場所から利用するにはウーバーが便利だ。


そんな感じで臭豆腐&豆腐料理を満喫した我々は、深坑老街から西門町への帰路へ。帰りはウーバーを利用するつもりだったが、ポケットWIFIが電池切れ。

数日前にタクシーを利用したら、全く英語が通じず(もちろん日本語も)、結構困ったため、どうやって行き先を告げようかと思っていたが、たまたま捕まえた流しのタクシーが英語を理解できる運転手だった。

結局台北ではウーバーではない普通のタクシーに5回ほど乗ったが、英語が通じたのはこの運転手だけだった。

そう思うと、ウーバーはほんとに便利だ。行き先を告げる必要はないし、釣り銭の心配をする必要もない。

台湾と違い日本はウーバーを許可していないので、日本に来た外国人はタクシーに乗る時に相当困る人が多いだろうな。などと台湾で思ったのでした。

日本でも一般的に英語通じないからね。

次は台北101の展望台に登らず85階の欣葉食藝軒へ」へ続きます。


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