イスラム教信者が多いこと、おそらく昔からの海洋貿易の名残りもあって、ドバイにはこのケララ州出身の人々(ケラライト)が多い。
インドは非常に広く、一言でインド人と言っても、地域によって宗教も違えば言葉も違う。よって同じインド人同士でも言葉が違う場合は英語でコミュニュケーションをとる。
よってインド人は流暢な英語を話す人が多い。流暢とは言ってもインド訛りの独特なアクセントがあるのだが。
このケララ州に旅行に行くことになった。発端は妻が行きたい、と言うからだ。知り合いの現地出身ケラライト(ケララ出身の人のこと)も一緒に行くから安心だという。
ケララとは
ケララはインドの最も南に位置する。こちらが地図↓
ご覧の通りスリランカにも近く、ケララ人の人々の性格は比較的従順で、日本企業にとって扱いやすいと言われているスリランカ人にも似ているのだと思う。
気温は年中温暖で、雨季はあるが年中気候はよく、比較的治安も良いのだという。
だが私はと言えば、インド行きはあまり興味がなかった。なぜならお腹壊しそうだからだ。インドだから食事は当然毎日カレーだし。
いっぽう妻は中国批判を繰り返す日本のテレビ番組の影響からか、中国は食事や空気がヤバいから絶対行きたくない、と言っていて、めざましい経済発展とその活力を見たかった私とは正反対。
中国 vs. インド、どっちがお腹壊しやすい云々・・・、としょうもない言い争いをした挙句に結局私が折れてケララ行きを決定。
このチョイスが後で恐ろしいことに・・・
まずはKochi(コーチ/コーチン)入り
ケララ最大の都市はコーチン(コーチともいう)。その名もスパイス・ジェットという航空会社で午前3時過ぎにコーチン空港に到着して入国すると、未明だというのにとんでもない人の多さに圧倒される。
さすが人口12億の国です。なんか人との距離が近いです。
まず初日に滞在したのはフォート・コーチン歴史地区
非常にのどかな風景が広がります。
ヒンドゥー教において神聖な牛様は当然放し飼い。
この辺は特に観光客が多いようで、治安も良さげでまったく問題なし。
最初はあまり期待せずスタートしたインド・ケララ旅行だったが、実際来てみると緑と水に囲まれ、かつ温暖で非常に平和でいい感じ。何かこう、日常を忘れてリラックスできます。
ヤギさんものんびり。
フォート・コーチン/歴史地区には結構観光客も多く、徒歩以外の移動は小型の自動人力車、トゥクトゥクを使います。価格は交渉制。
自慢のフェラーリ・トゥクトゥクをサイドにポーズを決めるドライバーのオヤジ。幸せそうな人生を送ってそうなオヤジのイイ笑顔。
後進国のオヤジってのはこういうところがいいよね。多分給料は何十倍ももらっているであろう、東京の満員電車に揺られて今にも不満爆発しそうなオヤジ達にも見習って欲しい笑顔です。
コーチン市街地
その後我々は、コーチンの路線ボートに乗って湖経由で市街中心地へ繰り出した。
こちらはコーチンの繁華街。中心地に来るとこれぞまさに私が知るところのインド。はっきり言って雑多で汚い。でもなんか楽しい。
この雑多さを動画にて。
街中をぶらぶら歩いていると何やら宗教的な音楽が結構な大音量で聞こえてくる。そして怪しさプンプンのオヤジ達もインドにはフツーにいる。(動画参照のこと)
この音楽は、どうもヒンドゥー寺院から来ているようだ。何やらイベントが行われている模様。
信者でなくても勝手に出入りが可能でした。
世界中どこでも宗教間の争いが絶えませんが、このケララではイスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教、そしてユダヤ教信者が争いもなく共存している珍しいエリアなんだそうです。確かにケララの人々は穏やかな人が多く、どことなく平和な雰囲気が漂っています。
ケララ旅行②「ケララのリゾート、ハウスボート&イイ男」へ続きます・・・
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日常忘れてリラックス。コーチン歴史地区散策|ケララ(インド)へ①
ケララのリゾート、ハウスボート&イイ男|ケララ(インド)へ②