2010/02/26

ドバイモール巨大水槽水漏れ・・・

今日の大きなドバイのニュースはこれ。

ドバイモールの世界一デカいの水槽に亀裂が入り、モールの一部が閉鎖されたそうだ。
活字で読んでると「マイナーな水漏れ」という話だったが、下のビデオで見るとかなりの水漏れだ。



最近はオープンしたてのブルジュ・ハリーファ(Burj Khalifa)のエレベーター故障で展望台が閉鎖されたりと、ドバイの目玉スポットはトラブル続きだ。

やっぱりドバイはいい加減だから・・・
と外野から聞こえてきそうですが。

確かこの水槽は「メイド・イン・ジャパン」。

最近のトヨタのリコール問題といい、「日本製品の質」はどうなってしまったんでしょうか???



2010/02/22

モサドによるハマス幹部暗殺。まるでゴルゴ。

ちょうど1ヶ月ほど前の1月19日。
ドバイ空港近くのアル・ブスタン・ ロタナホテルに宿泊していたハマス幹部が何者かに暗殺されるという事件があった。

その後のドバイ警察の調査によって、偽パスポートを使って入国した11人の容疑者の名前が挙がっている。パスポートの国籍はUK、アイルランド、フランス、ドイツで、英国のBBCなどによるとモサドの犯行であるのは間違いないという。
使われたパスポートはかつてそれらの国から国籍を残したままイスラエルへ移住した人達のものらしい。

ちなみにこのハマス幹部はドバイ経由で中国へ行く予定だったという話や、武器密輸の商談の為ドバイに来たという話があったりする。この辺はさすが怪しさムンムンのドバイだ。

まあ外国人が80%以上でイスラエル人以外の入国には寛容なUAEは暗殺の現場としてはぴったりだったのかもしれない。暗殺されたハマス幹部もフツーに一人行動。
普段「東京より安全な街」などど言われるドバイだけど、こういうことがあるとやっぱり中東だなあ、と思う。

もしかして・・・

ホテルのレストランで食事をしているとなりの席はハマス幹部?
ショッピング・モールにはモサド工作員??
知り合いのパキスタン人は実はアル・カイーダ??
自動車工場で働くアフガン人はタリバンの暗殺者??

・・・なんちって。

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ところで、いたるところに監視カメラがあると言われているドバイですが、今回ドバイ警察によって公開された「容疑者の監視カメラ映像」はすごい。
入国する所からはじまり、ホテルの出入り、トイレに入って変装して出てくる所や、最終的に殺害現場となるホテルフロアでターゲットを監視する様など。まるでゴルゴの世界で非常になんというか面白い。こちらがその映像。



ところで、これらの容疑者が捕まることはありえるんでしょうか?



2010/02/18

あまりおいしくない農水省の「おいしい」プロジェクト

皆さんは農林水産省が日本の高級果実等を海外で宣伝/販売する「おいしい (Oishii)」というブロジェクトをご存知でしょうか?
農水省は、今月末のガルフード(Gulfood:ドバイの食の展示会)に合わせてまたこの「おいしい」プロジェクトのイベントをドバイで行おうとしているらしい。

ドバイ在住の方々はすでにご存知と思うが、この「おいしい」は数年前からSpinny's(スピニーズ)というスーパーなどでやっている。

「おいしい」リンゴ"1個"がAED50ディルハム・・・・

高けぇ・・・・
ちなみにドバイのスーパーに売ってるリンゴは"1キロ"あたり7ディルハム。産地はフランス、アメリカ、ペルー、中国など様々。しかも普通にとてもおいしい。最近ではAED2.95/KGの激安中国産などもあって、これもフツーにおいしい。(私は長野県出身だから一応リンゴの美味しさは知ってるつもりだ)

というわけで「おいしい」のリンゴは値段的にとてつもなく高く、想像の域を超えている上、ジョークの域にすら達しつつあり、地元の人からは「え?このリンゴは宇宙から落ちてきたの???」という声すら聞こえてきそうだ。

はっきり言ってしまおう(自分のブログだから)。「おいしい」の 物品、絶対売れない。

たまに「やれ最高級メロンが最高級リンゴがドバイで売れて・・・」 という記事をインターネットで見るが、そんなの全部ウソ。売れるわけがない。

以前カルフール(スーパー)で売られていた日本のリンゴが、最初50Dhs/キロ→30Dhs→15Dhs→11Dhsと下降していったのを見かけた。販売元はアメリカの食品会社"Dole"の中東支店だった。
その後たまたまあるパーティーでドールの幹部に会ったのでこの件について話をすると、実は30Dhs/キロ以上で売らないと利益が出ないので完全な赤字だったそうだ。

「おいしい」も間違いなく赤字だろう。

不思議なのは、成功しないのになんで毎年同じコンセプトで予算を組んでやりつづけるのだろうか?売れるわけないのに。もちろん食の進んだ国(フランスとか?)ならやる価値あるだろうがドバイではだめだ。
農水省から予算が出てイベント企画会社がそれをいつもと同じく実行。別に売れないけど、また来年予算がでて実行。

これではまるで無駄遣い公共事業だ。

まあ100歩譲ってそれはよしとしても・・・・

 この「おいしい」をやることによって逆にネガティブ・イメージになりはしないかと心配だ。
仕事で日本人以外に会うとだいたい「日本の景気どう?」みたいな話になる。それから「日本の景色はきれいだ」とか「日本は良い国だ」等々。そして日本の最新技術、テクノロジーはすごいね・・・と。
その後必ず出るのが「日本の製品は品質はいいけど高いよね・・・」 という話。
「日本製品の品質がいいのはわかってるけど高いから中国製、韓国製を買うよ」というのが残念ながら彼らに共通した意見だ。本当は低価格で高性能/高品質な物も日本には沢山あるはずなのに。

ある意味「日本製品は高すぎてダメ」というレッテルを貼られて苦戦している市場に、とてつもなく高価で普通の人には理解できない物品を持ち込んで宣伝している、と言える。
これでは「日本人はいったい何を考えているんだ?」となってしまうんじゃなかろうかと非常に心配です。



2010/02/16

サラリーマン・タナカさん

ドバイの日系企業で働く友人(日本人ではない)がインターネットでこんな記事を見つけたそうだ。

そのタイトルは "the salaryman in Japan's culture" (日本文化の中のサラリーマン)

日本へ進出しようとする外国人に、日本でビジネスをする上で避けて通れない人々「サラリーマン」について解説したとても面白い論説だ。文中、「サラリーマン」を理解する事は日本でビジネスを成功させるために非常に重要だと言っている。

簡単に説明すると日本の一流企業に勤めるエリート社員「タナカさん」を通して、就職、会社での常識、出世、人的ネットワーク形成の仕方など、日本のビジネス慣習をうまく解説している。出世街道まっしぐらのタナカさんと、ややおちこぼれた感のある同期入社のスズキさん、過去に大きなミスをしたことで完全に出世の道が閉ざされてしまった同じく同期入社のヤマグチさんなどが登場して面白い。

英語が読める人にはぜひ自身で読んでみてほしいが、 以下おそらく「日本エリートサラリーマン」の特徴的な部分で、欧米スタイルのビジネスマンと違う部分を箇条書き。

  • 現在35歳のタナカさんのビジネス人生は「一流大学→一流企業」を志望する親の都合で2、3歳の時からすでに始まっている。
  •  タナカさんのお父さんの給料は良いが、子供2人以上を一流大学には入れられないのでタナカさんは一人っ子。
  •  一流大学に入る為、8歳から塾に通い1日12時間勉強。
  •  東大卒業後、超一流企業に入社。
  •  卒業式の次の日からピカピカのスーツで超満員電車に揺られ出社。
  •  入社当初どの部門に配属されるのかはタナカさんだけでなく会社側も知らない。
  •  入社直後のトレーニング期間に知り合った同期入社との縁は定年するまで続く。
  •  入社後3年ほど各部署をローテーションで配属され、人的ネットワークを作る。
  •  若い時は一生懸命働き、夜遅くまでオフィスに残り、余計なリスクを冒さないことによって上司らの信頼を勝ち取る。
  •  タナカさんは奥さんとは社内結婚。子供の面倒を見てもらうため2世帯住宅。
  •  サラリーマンは30歳を過ぎるころには大体自分の将来の出世具合いは決定されている。
  •  タナカさんは社内のヒエラルキー(上下関係)を非常によく理解しているので絶対上司には逆らわない。(たとえ心の中では反対でも)
  •  タナカさんはいずれ自分が出世した時に実行しようとする改革アイディアがあるが絶対口には出さない。それをいつか実行するため同期入社とのネットワークには常に気を使っている。
とこんな具合。そして筆者は、日本全国大きい会社小さい会社いろいろあるが、必ずタナカさん、スズキさん、ヤマグチさんのようなサラリーマンに会うことでしょうと言い、サラリーマンの特徴を次のように列挙している。

  •  会社に忠誠。
  •  会社と家庭で何か問題が合った場合、99%まず会社を優先。
  •  首尾一貫している。
  •  会社、上司、同僚を批判しない。
  •  信頼できる。
  •  細かいことにうるさい。
  •  すべてのオプションを考える。
  •  保守的。
  •  決定は会議で下される(稟議)
  •  もしそれが必要で会社のために良いことなら、あなたの為に山さえ動かす。
  •  規則に従う
そしてサラリーマンはリスクを冒すことを嫌うので、彼らをリスキーな立場に置かないよう気を使ってつき合えば、よい関係が生まれるでしょうと結ぶ。

まあ日本の経済状況や世代間の考え方もかなり変わってきたので、今の若いサラリーマンは必ずしも「タナカさんばり」ではないかもしれませんが。

というわけで日本人駐在上司&日系会社の「時に不可思議な行動/出来事」に不平不満を言っていた私の友人は、これを読んでかなり会社と上司のことが理解できたそうです。あっぱれ。



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