ドバイ空港近くのアル・ブスタン・ ロタナホテルに宿泊していたハマス幹部が何者かに暗殺されるという事件があった。
その後のドバイ警察の調査によって、偽パスポートを使って入国した11人の容疑者の名前が挙がっている。パスポートの国籍はUK、アイルランド、フランス、ドイツで、英国のBBCなどによるとモサドの犯行であるのは間違いないという。
使われたパスポートはかつてそれらの国から国籍を残したままイスラエルへ移住した人達のものらしい。
ちなみにこのハマス幹部はドバイ経由で中国へ行く予定だったという話や、武器密輸の商談の為ドバイに来たという話があったりする。この辺はさすが怪しさムンムンのドバイだ。
まあ外国人が80%以上でイスラエル人以外の入国には寛容なUAEは暗殺の現場としてはぴったりだったのかもしれない。暗殺されたハマス幹部もフツーに一人行動。
普段「東京より安全な街」などど言われるドバイだけど、こういうことがあるとやっぱり中東だなあ、と思う。
もしかして・・・
ホテルのレストランで食事をしているとなりの席はハマス幹部?
ショッピング・モールにはモサド工作員??
知り合いのパキスタン人は実はアル・カイーダ??
自動車工場で働くアフガン人はタリバンの暗殺者??
・・・なんちって。
ところで、いたるところに監視カメラがあると言われているドバイですが、今回ドバイ警察によって公開された「容疑者の監視カメラ映像」はすごい。
入国する所からはじまり、ホテルの出入り、トイレに入って変装して出てくる所や、最終的に殺害現場となるホテルフロアでターゲットを監視する様など。まるでゴルゴの世界で非常になんというか面白い。こちらがその映像。
ところで、これらの容疑者が捕まることはありえるんでしょうか?