モルディブへ家族旅行に行く

世界がコロナ渦に突入する直前(2020年2月)、モルディブに行ってきた。

妻はかなりコロナに敏感になっていて、予約していたホテルを前日にキャンセルするという暴挙にでたが、その時点でモルディブの感染者は無し、モルディブに中国人観光客は入国禁止、私が住むドバイを含むUAEでは感染者がまだ武漢からの観光客家族とそのた数人のみ、ということで、説得してまた同じホテルを再予約して旅行を実行することとなった。

結局、この時行っておいてよかった。

ホテルはその当時、キャンセルしても7月末までは再度予約できる、という話だったが、その後COVID-19パンデミックはドバイでもモルディブでも拡大。

とても海外旅行などという状況では無くなってしまったからだ。

洋上のリゾートアイランド・モルディブ



モルディブはインド洋に浮かぶ島々からなる国で、エメラルドブルーの海に囲まれた島1つに1つのリゾートホテルが所在する、よって絶対的エクスクルーシブ感を味わえるリゾート地だ。
なので世界的にハネムーンの行き先として人気。

モルディブはすべてのリゾートホテルが空港からリモート地の島々にあるため、モルディブの首都マレ市に直結した島にあるヴェラナ国際空港に着いた後は、それぞれの島に船で行くか、さらに飛行機で行くかしなければならない。

そのヴェラナ国際空港は日本の地方空港ばりに小さい。


そんな中、家族連れの我々が泊まるホテルは、オープンしたばかりのHard Rock Hotel Maldives(ハードロックホテル・モルディブ)にした。

私自身はマレ市内も見たかったので、マレ市にアクセスできそうな立地に所在していること。そしてハードロックホテルのリゾート内には多数のレストランを有するマリーナ隣接の商業施設があるし、家族で5日間居ても飽きることは無さそう、と思ったのがこのホテルに決めた理由だ。

ハードロックホテル・モルディブには通常のスタジオタイプのホテルの1室から、エレキギターをスタンバイしたデラックスな洋上ヴィラまで、さまざまなオプションがある。

奮発して洋上ヴィラなんかもいいね〜、なんて妻と話していたのだったが、マイサン4歳児が目を離している間に海に転落するリスクがあるので、部屋のバルコニーからビーチに直結しているスタジオタイプの部屋にした。


リゾートには日本人スタッフも居るので、英語NGな人でも大丈夫だ。

ロックなだけあって、イエローサブマリンもある


ハードロックホテルでは様々なマリーン・アクティビティをオファーしているが、アクティビティの多くは隣接する島、クロスロードという商業施設内にて行う。潜水艦もあってダイビングしなくても海中散策が可能だ。

サブマリンに乗れるということで大興奮のマイサン4歳児を連れ、さっそく我が家も体験。


魚、カニなどが見られるが、狭い船内で結構波が強い。

ほどなくマイサン共々船酔いし、地上へ・・・
結局サブマリンに要した時間の半分以上は外へ出て休憩していた。

ドバイではよく船に乗る事があるんだけど、まったく船酔いなどしたことがなかった。モルディブではドバイよりもかなり波が強いようだ。とにかく船に乗る度に船酔いしてしまった。

今から思えばコロナの影響はまだまだだった

その時点で世界中の人々が恐れていたのは中国人。
ヨーロッパ各国ではアジア人に対する嫌がらせ等が話題になっていた時だ。

モルディブ滞在中、当然我々も中国人っぽく見えるので、ヨーロッパ系の宿泊客(多くはイタリア人、スペイン人だった)に「どこから来たの?」と聞かれることがあった。「ジャパニースだ」と聞いて安心しているようだった。

その次の週にはイタリア/スペインで感染爆発が始まったわけだが・・・

宿泊客の中には見るからに「中国人」のカップルが居て、ついつい距離をおいてしまっていたわけだが、その後彼らの荷物には"TAIWAN"とデカい表示が掲げてあった。なるほど、台湾人も気を遣うよね。

話が横道にそれてしまったが、こういうリゾートに来ると、やることと言ったら寝ること/食うこと/プールで遊ぶこと/ビーチで遊ぶこと、しか無いので、特別ブログに書くようなことがない。

よって撮影してきたVRフッテージに自分の音楽をつけてビデオを作成しました。(VRヘッドセットでの視聴をお勧めします。)

モルディブの雰囲気を味わいたい方は、ぜひ以下のビデオをご視聴下さい。



ハードロックホテル・モルディブのレストランはなかなか充実している


ハードロックホテル・モルディブは、近くの他の島2つと橋で繋がれていてアクセス可能。他の島にある東南アジアテーマのSaii Lagoonホテル内のレストラン、そしてマリーナと商業施設が入るクロスロードという商業施設のレストランも利用できる。なのでレストランのオプションには困ることはなく、離島のリゾートありがちな「毎日同じホテルのレストランで飽きた」という状態には陥らない。

ここで我々が利用したレストランをいくつか紹介します。

Hard Rock Cafe


ホテルは開業したばかりなので、ホテル/施設内のレストランも開業したばかり、ガイドには乗っているが一部まだ開業していないレストランもある。

まず到着日に来たのはハードロック・ホテル併設のハードロックカフェ。
各国のハードロックカフェと変わらない店内。(下の写真は360°)


出てくる料理もバーガーなど典型的なハードロックカフェ・メニュー。

Nihonbashi Blue


名前の通りジャパレスなのだが、なかなかユニークな店だった。
まず内装仕上がっていないのか、それがコンセプトなのか、非常に殺風景な店内。町内の公民館で食事会、といった雰囲気だ。


その名も「お疲れ様セット」なる一品を頼んでみると・・・


完全に昭和を感じさせる巻き寿司セットだった。しかもツナマヨおにぎりとツナマヨ巻き寿司は形が違うだけで完全に同じものだ。

今や世界ではカリフォルニアロールに代表されるフュージョン系日本食が完全に市民権を得る中、モルディブのリゾートアイランドで昭和の母ちゃんが握ったかのような寿司セットが登場するとは面食らった。いい意味で。
かんぴょう巻の味はリアルな昭和ジャパンの味だったよ。

ちなみに「お疲れ様セット」は面食らったが、この店のNo.1メニューはこの↓フュージョンお茶漬けだ。お茶ではなく油漬けなんだけど。



ねっとりの食感がなかなかうまい。

Ministry of Crab Maldives


多分この店はこのクロスロード内のフラッグシップ・レストランなのだと思う。


カニ専門店だ。キロ単位で注文し、味付けは指定できる。いいサイズのカニは売り切れていて、こぶりなカニしかなく若干食べにくかったが、味は美味しい。


ひとしきり食事を終えた後、日本語ペラペラのスリランカ人マネージャーが登場。この店と前述のニホンバシ・ブルーは同じオーナー(多分日系ハーフのスリランカ人)が所有しているらしい。

なるほど、モルディブはインド洋の国なので、経済はインド・スリランカ圏なのだろう。

ところで個人的に日本人とスリランカ人は相性が良いと思う。
単純に一般化できないが、スリランカ人は人種的にはインド系だが、インド人と違い生真面目さみたいなものが漂っているのだ。日本人と同じ仏教徒、という事もその理由かもしれない。

Kebab & Kurry


ここは名前の通りインド料理屋だ。
私が住むドバイもそうだが、インド人が多いエリアのインド料理は本格的だ。ふつうにモノホンな感じで美味しい。


ビリヤニやタンドーリ料理など典型的なインド料理が楽しめる。

KINKAO & Mr. Tomyam


クロスロードにあるKINKAOとSaii Lagoonホテルの中にあるMr. Tomyamは共にタイレストランだ。両方とも普通に美味しかったです。


というわけで利用したレストランをざっくりと紹介しましたが、モルディブは離島から成る国、そしてリゾートアイランドということで値段はとてつもなく高いです。

我々は宿泊料とパッケージになっている「フルボード(全食事&ドリンク付き)」オプションにしましたが、その場その場で支払いをしていると、その度の高額請求にきっと面食らうことでしょう。

なので食も楽しむのであれば、フルボード/ハーフボードオプションで行くのが良いと思います。


次はモルディブの首都マレ観光へ、つづく・・・・

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