日本とはちょっと違うドバイの祝日

現在ドバイはイスラム最大の大型連休、Eid Al Adha(犠牲祭休日)の真っ只中。
テレビなどで見る、メッカのカアバ(黒い建造物)の周りを巡礼でぐるぐるまわるアレだ。

メッカのカアバ(黒い建造物)の周りを巡礼でぐるぐるまわる

Eid Al Adhaは前日にA rafat Dayという休日が連動するため、結果的に最大で3日間の 連休になる。

今年は最大9連休


今年は8月20 〜22日(月〜 水)がこれに当たった 。
ドバイでは日本と違い、多くの企業は金土が週末(金曜のみというローカルの企業もある)なので、今年は、

金土(日)月火水(木)金土

と、日曜日と木曜日の2日の平日を挟む日程となった。

この様な場合、パブリックセクター(公共機関)は9連休としてしまい、民間も現場の判断によるが、多くの 企業は 9連休、または従業員自身が有給を使って大きな連休にしてしまう事が多い。

よって今年は多くの人々が大型連休を謳歌している。

ところが・・・

毎年そうではないところが面白い。

確か去年はEid Al Adhaが週末の金曜に当たったため、1日前の木曜がArafat Dayで休み、金土は週末と 祝日が重なり、振替休日はしないのが慣習なので、結局連休は週末を含んだ3日間だけ、という寂しいものだった。

ここ数年は週末とイスラムの祝日が重なる事例が多く、年間の祝日は非常に少なかったような気がする。
元々祝日の日数は15日以上ある日本よりもかなり少ない。

だがドバイでは皆 有給はMAX取るので、祝日はおまけみたいなものなのではあるが・・・

祝日は月の満ち欠けによって決まる。


なので前日まで月の満ち欠けの判断ができず、祝日が決まらない、ということが多い。

これが日本を含む西洋的・現代的な考え方では何かと不便だ。

祝日は当然ビジネスも休みになるので、海外からドバイに来て仕事をこなすには、祝日に当たりそうな前後2〜3日は前もって予定を入れられない、ということになる。

だけどイスラムの休日は神聖なものなので、事前に日にちを指定してしまう、という合理的な事はしないらしい。

ドライナイト


Eid Al Adhe(犠牲祭休日)の様に、イスラムの大きな休日の前日はドライナイトとなる。
ドライナイトとは、夜から朝にかけて、ドバイ中の飲食店でアルコールなど出すことは禁じられる日のことだ。

なので、連休前夜に 一杯やってセレブレーション!

は残念ながらできない。(家飲みするなら、特に外に知られなければ大丈夫。)

ドバイへ来たばかりの10年ほど前、新規に開店したばかりのレストランでビールを頼んで飲んでいたら、あわてて来た店員に飲みかけのビールを取り上げられた、という事があった。

私も、最初に注文を取った店員も気づいていなかったのだが、その日はドライナイトだったのだ。


・フォローして頂けますと嬉しいです。(フォローバック100%): @ysconsultancy

–>