Arab Health 2011(アラブ・ヘルス)

ドバイでは中東最大の展示会が数多く行われています。

1月24日〜26日まで、医療、介護、ヘルスケア関連の展示会Arab Health(アラブ・ヘルス)がドバイ・ワールドトレードセンターにて行われました。

このアラブヘルスは数あるドバイの展示会でも規模の大きな展示会で、去年新しくできたシェイク・ザイード・ホールを含め、すべての会場を埋めるほどの出展者が参加していました。


JETROが主催する日本のパビリオンを始め、独自に出展する日本企業もいくつかありました。

今回バイヤー側の立場で会場を回ったんですが、効率的に見て回るには難点がいくつかありました。
基本的に会場は国ごとのパビリオンと企業独自のパビリオン、7:3ほどの割合で分かれていますが、自分の興味がある商材がすでに頭にあるバイヤーにとっては、このスタイルだと希望の商品を見て回るのに効率が悪いと感じます。ジャンルごと(例えば歯科エリア、介護エリア等々)に分かれていると商品が効率よく探せ、商談もしやすいだろうに、というのが率直な感想です。

たとえば自分は「介護」の分野で働いており、車いす等介護用品を探したい、という場合。
商品やジャンルごとに分かれていませんから、国別パビリオンも企業パビリオンもすべてを回らなければいけなくなり、それだけで疲れてしまいます。特に海外から長旅で来られた方は巨大な会場を回るだけで疲れ果ててしまうでしょう。

ところで、やはり他の展示会と同じく最も大きなパビリオンを構えている国はヨーロッパの技術大国ドイツでした。中東地域でのドイツ商品の強さを感じますね。まあどの展示会でもそうですが。

それからやはりドバイの展示会ではヨーロッパの出展者が多いですね。もちろん中国を始めとしたアジアの出展者もありますが。

日本は製造業が盛んな国ですから、「日本からドバイ(中東)へ」というとほとんどは「日本の商材を売りたい」という方向ですが、「ヨーロッパの商材を見たい、買いたい」というバイヤーの方々にもドバイの展示会は有意義でしょう。



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