フランツィスカーナー・ヴァイスビア(Franziskaner):禁酒の国で世界のビールレビュー

どんなビール?

ブランド(銘柄):フランツィスカーナー・ヘーフェ・ヴァイスビア(Franziskaner Hefe Weissbier Naturtrüb)
生産国・地域:ドイツ ミュンヘン
メーカー:The Spaten-Franziskaner-Brau GmbH
ブランド発売年:多分相当古い
スタイル:白ビール、ヴァイスビア
アルコール度数:5%



修道士らしきおっさんが特大ジョッキのビールを飲もうとしている黒いラベルは一度見たら忘れない、フランツィスカーナーのヴァイスビア(白ビール)。

ウィーン旅行に行った際にナッシュマルクトでこれを飲み、瓶ビールにしては非常に美味だったので機会があったら買おうと思っていた。

UAEでは、最近度々訪れているフジャイラ・セラーで売っていることはわかっていたが、値段がなんとも高かった。

そしたら今回は安値に。
よって早速一箱買ってきた。

フランツィスカーナー・ヘーフェ・ヴァイスビアを飲んでみた感想

ウィーンのナッシュマルクトにいる様な気分に浸りながら(ビールはドイツ産なんだけど)、南ドイツ産白ビールの至高の一口を・・・と思って飲んだ瞬間、

んんっ!!。 すっぱい???

すごくすっぱい。

ナッシュマルクトで白ビールっつーか、四畳半ですっぱムーチョって感じ。

あれ?こんなにすっぱかったっけ??なんか色もどんよりな感じだし。
と思いつつ、数日後に試してみると、

やっぱりすっぱい。

これは何かがおかしい・・・
と思ったが、どうも最近飲みすぎで自分の味覚がおかしいのかもしれんな、数日禁酒したら美味しく感じるかもしれん。ということで2日間禁酒して臨んだところ・・・

やっぱりすっぱくてまずい。

そこで結論。多分UAEの尋常では無い暑さと、ディストリビューターのいい加減な保存状況で劣化してしまったのではないかと・・・
だから安売りされたのかもしれんな。このビールは扱いが繊細なのかもしれない。

そこで返品も考えたが、フジャイラセラーへは車で片道2時間だ。こういう時に限られた場所でしかお酒を買えない国に住んでいる不便さを感じますね。

その後懲りもせず4本目、5本目・・・
と飲み進めたところ、劣化した酸っぱさにも瓶によってひどいのとそうではないものがあり、中には酸っぱくない(恐らくノーマルの味)ものもあることがわかった。でもここまで味にムラがあるとノーマルなのかどうなのか訳が分からなくなり、評価のしようが無くなってしまった。

いっぽうダメなやつも、酸っぱさを除けばドイツの白ビールらしいバナナ系果実の香りは楽しめるので、「ガソリンかけた生ごみを我慢して食べるとほんのりカスタードクリーム味」的な禁断の果実・ドリアンを食べているような楽しみ方ができることを発見。

この場合は「強烈な酸っぱさを息しないで飲むと、後味はほんのりカスタード・バナナ味」みたいな感じだが。

それから一旦栓を開けて酸っぱかったものは、次の日まで放置しておくと意外にも酸っぱさが和らぐことを発見。もし白ビールを飲んで異常に酸っぱかったら多分それは劣化しているので、返品できないようなら1日放置してから飲んでみる作戦をオススメします。

そんなんで肉料理に使った分も含めて結局一箱飲み干した・・・

酒の一滴は血の一滴だな。

というわけで今回は、正確な味を体験できなかったので正確な感想はまた次回機会があったら、にしたいと思います。

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