2008年にドバイ(UAE)にて日系企業/投資家をビジネス支援するコンサルタント会社"Y's Consultancy"をたちあげた筆者。日本生まれ日本育ちだが海外居住はかなり長い。なので漢字が苦手。楽器オタク。

This blog is written in Japanese. But I sometimes write in English when I feel like it.

2009/01/15

'Rent Index'が発表される。

今朝の新聞各紙で目についたのがRERA(Real Estate Regulatory Authority)から'Rental Price Index'発表されるというニュースだ。去年の夏ごろこの「レンタル・インデックス」について書いたが、まあ要するにドバイの各エリアの指標となる家賃価格をRERAが公表し、賃貸する際に適正なレント価格がわかるようにしようというものだ。

残 念ながら私はいまの時点でこのインデックスに目を通していないので、価格が妥当なものなのかどうなのか、指標がテナントに優しいのか大家側なのか、そう いったことはわからない。実は朝からRERAに電話をかけてどこで手に入るのか聞いてみたが、自信たっぷりに「RERAのオフィシャル・ウェブサイトで見 れるよ」との回答だった。さっそく見たが何もなかった‥‥。
再度電話してそのことを伝えると、「そのうちアップされるんじゃない?」という回答だ。まったくこの国の役所はこんなんばっかりだ。しかも自信たっぷりにウソつかれるのでフツーに信じてしまう。

ところでこのインデックス。前にも書いたように、ドバイの物件賃貸価格は異常な値上がり状態だったため、これ以上の家賃値上がりを防ぐために有効だろうと昨年夏の時点ではテナントサイドから期待されていた。ところが‥‥  
最近の世界不況の影響で始まった不動産業界の不振で、この「レンタル・インデックス」への期待の質もちょっと変わってきていた。
夏 の時点では上がる一方だった家賃も、今は下降しはじめたのだ。こんな折にRERAはインデックスにMAXの家賃のみならずミニマムの価格をつけると言い出 したのだ。要するに最低レント価格を役所指導で決めてしまうということで、これには人々から非難ゴーゴーだった。最低レント価格を決めることでレンタル・ イールド(大家の家賃収入の利回り)を高パーセントで維持し、投機家がドバイ不動産から逃げないようにしているのでは?という憶測だ。

私 の個人的な意見はその他多くの人々の意見と同じで最低価格は市場が決めるべきだと思う。ドバイ不動産の大ブームは終わったのだから、一攫千金目当ての投機 家は次のエマージング・マーケットに移動してもらい、ドバイ不動産はエンドユーザー向けに成熟していく道をとるべきだろう。

ところでこの インデックスの発表により、2008年まで行われていたレント・キャップは今年は発表されないそうだ。2008年は5%のキャップだったが主要な部分だけ 簡単に説明すると、1)部屋を借りた場合2年目の契約更新の際は大家側は家賃を上げられない。2)3年目の更新の際大家は最大5%まで上げることができ る。というものだ。
これはちゃんとした法律だが、発展途上マインドな大家が多いここドバイではそんなの無視して2年目から30%以上も値上げする 大家も結構いてトラブルが絶えなかった。テナント側も大家が違法に価格を上げてきた場合、レント・コミッティーにケースを申し立てていつ終わるのかまった くわからない「ドバイのお役所迷宮」に入り込むか、家を出て行くか、はたまた大家の要求通り家賃をはらうのか厳しい選択をしなければならなかった。

と ころでランド・デパートメントの話では、この手のトラブルがあった場合は2009年も5%アップの基準で対処するそうだ。2008年はレント・コミッ ティーに8000件の申立てがあったらしい。今年は賃貸価格の下降でケース数は少なくなるだろうから、もうちょっと役所仕事をスムーズに進めてほしいもん ですね。

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