「大阪市職員の入れ墨」について思う

大阪市では橋下市長が入れ墨をした職員を異動させるとかなんとかで話題になっているらしい。

巷では「公務員が入れ墨なんてありえん」という意見もあれば、「別に個人のするタトゥーなんていいんじゃない、最近はファンションなんだから」という反応まで様々なようだ。

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私には・・・・

この「公務員と入れ墨」というペアリング自体に非常に違和感を感じてしまう。

日本国内外を問わずTatooと言えば、NBA選手、ヒップホップスター、ギャング、やくざ、ライダー、ヒッピー、エトセトラ・・・
「明日を考えずに今を生きる」系の人たちのタフネスさの象徴の様な気がするんですよね。
別にやくざやギャングを肯定する訳ではないが、そこに精神性がある、というか。
例えば、私はNBAが好きで結構見るが(ちなみにブルックリン・ネッツ・ファンです。)、選手同士の当たりの激しいNBAでは「タフかどうか」は結構なポイントだ。タトゥーもファッションの一部ではあるが、この"タフガイ"に見せる、または'タフガイ'としての自分を鼓舞する、というのはその道のプロとして非常に重要なのだと思う。

ギャングにしてもまたしかり。

そこで日本の公務員。

世の中明日はどうなるかわからん、という今日この頃のプライベート・セクターに対して、 「一生もんの安定」を謳歌する公務員がタトゥー・・・

まあ彼らも、今やモテモテの合コンではタフ&ワイルドなのかもしれないが。 (ちなみに私は公務員嫌いでも橋下応援団でもありません。 )

「子供相手にタトゥーで脅す」ってジョークか何かですかね、子供相手にタフさを誇示してどうするんでしょうか?何考えてんだか・・・

ちなみにアメリカではタトゥーはファッションだから日本でもOK・・・ という話はナンセンスだと思います。

採用した社員が首とか手とかお客さんに見えるところにタトゥーしてきたらアメリカでは速攻クビでしょ、多分。

アメリカの多くの更生施設では、ギャング出身者のタトゥーをレイザーで除去する施設を併設しているところが結構あって、それらの人々はTatooを入れたことを後悔し、それを消して自らも更生しようと取り組んでいます。

いや、やっぱ「公務員がタトゥー」って社会的にどうのとかじゃなくって精神としてなんか変じゃないっすか?

「安定志向」

「国家安泰」

あるいは「滅私奉公」

なんて彫ってあったら脱帽しますけどね・・・

日本の入れ墨公務員も職場移動くらい甘んじて受け入れるタフさあってもいいんじゃないですか?


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