2008年にドバイ(UAE)にて日系企業/投資家をビジネス支援するコンサルタント会社"Y's Consultancy"をたちあげた筆者。日本生まれ日本育ちだが海外居住はかなり長い。なので漢字が苦手。楽器オタク。

This blog is written in Japanese. But I sometimes write in English when I feel like it.

2010/10/31

ラス・アル・ハイマのシェイク(王様)亡くなる。

ラス・アル・ハイマ (Ras Al Khaimah) とはUAEの7首長国の内の1つで、最北に位置する小首長国であるが、近年はUAEの発展に合わせてリゾート開発や、お酒を合法的に売ったり、ナイトクラブを開業させるなど、開放路線を進めている首長国である。

そのラス・アル・ハイマのSheikh Saqrは長らく闘病生活を送っていたらしいが、10月27日に亡くなられた。年齢については諸説あるようだが90代だろう、という話。

ところでその後の話であるが、後継者でもめているらしい。
この辺は当然のことながら地元の新聞などにはでてこない。 日本やイギリスやアメリカではよくある下世話なパパラッチ系雑誌もないのでマスコミが騒ぐ事はないが、そんな噂をたまたま会ったUAE人から聞いた。

新しく後継者になったのはSheikh Saudで2003年に皇太子に任命され、今回シェイクが亡くなった事でUAE政府の認証を受け、正式にラス・アル・ハイマの首長になった。
ところが2003年に皇太子の座を更迭され、その後オマーンに住んでいる腹違いの兄が「自分が後継者だ」と言いだしたらしい。

実は以前シャルジャ首長国の後継者を決める際(1987年?)には死人が出る抗争があったらしく、 今回も現シェイクは暗殺等を恐れているらしい・・・

まあ、これらは噂で聞いた話なので興味のある方はご自身でリサーチしてみて下さい。

ところでUAEにいると西洋の資本や考え方も多く入って来ているので普段は感じないことだが、こういった血なまぐさい抗争の様な話を聞くと「先進国ではない国に住んでる」というのを実感する。

やはり専制君主の国ではその権力は絶大なので、基本肉食系のこのエリアの人々はその座を争う、というのは当然の成り行きなのだろうか。
日本でよく言う草食系だったら、「たとえ首長(ナンバー1)でなくても裕福でテキトーに暮らせて幸せ。」となりそうですが・・・

ところでこの争いは現シェイクである弟は開放路線、兄はもっと厳格なイスラム路線、といった政治的違いもあり、兄をサポートするグループも結構いるらしい。
この辺の開放路線、厳格なイスラム路線は今のUAEが常に抱える問題ですね。ドバイ(開放路線)のとなりにシャルジャ(厳格路線)がある。

 ところで、日本から来る人でやたらと「王族、王族」を口にする人がいますけど、王族を介さなくてもいくらでもUAEでビジネスはできます。やたらと王族との関係を謳う詐欺業者も多いので気をつけましょう。

ちなみにUAE人のパスポートにはその人の職業が書かれています。「ビジネスマン」「ドクター」などなど。王族の人は「シェイク・ファミリー」と職業欄に書いてありますから、本当に王族 かどうかはパスポートを見ればわかります。

単純に王族とは言ってもその親戚等をあわせ何百人もいるらしいですけどね。



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