2008年にドバイ(UAE)にて日系企業/投資家をビジネス支援するコンサルタント会社"Y's Consultancy"をたちあげた筆者。日本生まれ日本育ちだが海外居住はかなり長い。なので漢字が苦手。楽器オタク。

This blog is written in Japanese. But I sometimes write in English when I feel like it.

2010/01/21

中国人が投げ売りドバイ不動産物件を狙う!

今日のアラビアン・ビジネス紙より。

Chinese investors to target distressed Dubai real estate

価格の下がったドバイ不動産物件目当てに20人以上の中国人投資家グループが来月ドバイにやってくるという話。

サブプライム問題&リーマン倒産後に完全崩壊したアメリカの不動産を買いあさったのも中国人だったが、ドバイ不動産にも目をつけているらしい。
すでにドバイには150000人(ドバイ人口の10%!!)の中国人がいて、ドバイ不動産にもかなり投資しているという事だ。
記事下には「(ドバイに)来て見てってくれ、でも征服しないで」というコメントが付いていて苦笑してしまう。

日本人にとっては「バブル崩壊のドバイ不動産?」と思う人も多いかもしれないが、中国人のこういった「多少のリスクがあっても投資してくる」アグレッシブさは見習うべきところが多い。

株でも不動産でも新規ビジネスでも、多くの日本人は不景気な時期はまったく手を出さない。でも実は不景気な時の方が価格が下がっているので長期的に見れば投資チャンスだ。
逆に景気が良い時期には、メディアが投資だなんだでブームを起こすのでそれにつられて価格の高い時に投資してしまう。もちろん上がりすぎた価格は下がるので、短期的に見ると損をするし、今回のように世界的な大不況になってしまうと目もあてられない。


ドバイ不動産でも日本人投資家がよくドバイにやってきたのは2007年、2008年のバブルまっただ中で、結果論だが当然そこで買ってしまっていたら損をする。
ドバイバブル中はドバイ不動産をネタにした怪しい会社がセミナーやら何やらで投資家からお金を集めていたらしく、そういった詐欺被害に会われた方も多いようだ。バブル中はそういった詐欺会社も多いから実はリスクも高いのだ。

日本のバブル絶頂期に株を買ったと考えればもっとわかりやすい。現在の日経平均は最高時(1989年!)に比べて30%にも満たない。20年経ってもまだ大損。(ところでアメリカDow Jones平均は過去2年の下落を考慮しても総じて右肩上がりだ。日本の経済政策の悪さ、何かと悲観的な国民性というのも影響しているのだろう)

というわけで日本人ももっと投資に対して賢くなるべきではなかろうか。
投資にしてもビジネス進出にしても日本人は行動が遅い。できるだけリスクを取らない様に、と考えすぎて逆に投資チャンスを逃してしまう。

ところでアメリカでは高校で投資に関する授業が行われたりして「資産を運用する」という意識が高い。
日本も今後そうなっていくと思う。JALの様に今自分が勤めている会社が倒産したら企業年金をもらえるだろうか?日本の健康保険システムは破綻しないだろうか?国民年金は貰えるのか?(今の制度ままでは間違いなく貰えないでしょう。)


以上を考えると自分の資産は自分で管理し、増やせるものなら増やしていく。という事になる。

そんなことを「投げ売りドバイ不動産を中国人が狙う」を読んで思いました。





2010/01/16

JAL再生...(するのだろうか?)

僕が日本を離れてからすでに12年になった。

その間日本に3ヶ月以上連続して滞在した事が無いので、日本の状況については日本在住の方々に比べたら何も知らないに等しいが、それでも12年前に比べたらインターネットの進歩で日本に居なくとも色んな情報が手に入る。

そんな中でも最近よく目にしていたのがこのJALの法的整理だ。
JAL自体の経営の失敗はさて置き・・・
まあ、労働組合が巨大すぎて年金や社会保障の整理がなかなか進まない所がアメリカのGMの法的整理にそっくりとか、自民党が採算のあわない地方空港を造ってJALに飛ばさせたのがいけないとか色んな問題があるようですが、とりあえず透明性の高いプロセスの法的整理になってよかったと思う。
なにしろ場合によっては一兆円の支援をしなければならないらしい・・・日本は借金だらけだというのに。

しかもJALの問題は何年も前から言われてたにもかかわらず、何も改善できないまま借金だけが増え続けるありさまだったから、ここで徹底的に治療すべきだろう。

そこでたまたまこの記事を読んだ。 

JAL再生、猶予は残り3年  

本文はJAL再生後の出口戦略をどうするか、ということだが僕が気になったのは本文ではない。海外に長く住んでると日本の「変な」部分が沢山見えてくる。僕が「変」と思ったのは本文ではなくて一般の人が投稿するコメントの部分。
まずは; 

日本航空で日の丸をショって世界に羽ばたいていた日航を日本国民としての忠誠心から株を買って・・・ 

おそらく僕よりかなり年配の方のご意見だろう。義理人情ですべてうまく行ってた時代はよかった。でも普通ワールド・スタンダード的に考えると忠誠心で株を買わない。資産運用として考えたら、何年も前から経営がヤバそうな会社に忠誠を誓って株を買うのはまずい。忠誠を誓ったなら「株が紙切れになってもやむなし!」と言えば潔いが、この人はJALの法的整理を決めた鳩山政権にうんざりだ、と言っている。 

きちんと雇用を確保すべきです。JAL一社でさらに失業者を1万5600人も出すなんてとんでもないです。 

高度成長時代の日本はよかったと思う。何も考えずに職に就いて会社に行って与えられた仕事をしてれば皆が豊かになれた。 でもその時代は終わった。借金が8000億円もある会社が大規模なリストラを敢行しないでどうするというのだろうか?さらに借金が増えてしまう。 

問題はリストラする事ではなくて、日本では「リストラ後の再就職がやたら難しい」ということだろう。 日本以外では転職はあたりまえで、1つの会社で引退まで、というのはめずらしい。だから景気が悪くなるとリストラになる人も多いが転職するのも条件が良い。日本ももっと労働の流動化をすべきと思う。 
 日本では新卒で就職しなかったらとたんに条件が悪くなり、それが一生ついてまわる。セカンド・チャンスというのが無いに等しい。

 難題山積の時期に実務能力のない民主党政権。一度やらせてみたらいいという試用期間としては最悪の時期です。しかしまあ、ある意味日本国民にはふさわしいレベルの政権なのかもしれませんね。 

自民党が長い間何もしないから問題山積なんだろう。自民党政権が続いていたらJALの改革も中途半端になっていたんだろう、と思うと恐ろしい。民主党には自民党政権の長年の垢を徹底的に洗い流してほしいと思うし、それが本来の2大政党制の姿だろう。(日本は2大政党制じゃないですが・・・)





2010/01/04

Burj Khalifa(ブルジュ・ハリーファ)????

ただ今、ブルジュ・ドバイの竣工式真っ最中です。
シェイク・モハメド(ドバイ首長)が生放送インタビュー中に"ブルジュ・ハリーファ宣言"し、名前がブルジュ・ドバイから「ブルジュ・ハリファ」にいきなり変更になりました!

え??

なんというか突然。唖然。混乱。
落成式始まりはブルジュ・ドバイ、最中にブルジュ・ハリファに変更。落成式のテレビ生放送中にいきなりの名前変更。しかも世界中に知れ渡ってる名前をです。ドバイ以外にあり得ない突然さ。

ちなみに"Downtown Burj Dubai"と言おうとしたアナウンサーが"Downtown Burj .......... area..."と言い換える混乱ぶり。

いや〜、ある意味さすがドバイ。脱帽です。

シェイク・ハリファはアブダビの現首長。
ということはドバイ支援の引き換えがこれ?たぶん、そうですよね‥‥
それにしても何の前触れも無しにいきなり名前変えちゃうなんて‥‥

これだからドバイからは目が離せません!!



ブルジュ・ドバイ(Burj Dubai)今日午後オープン!

たびたび延期されてきた、世界一高いビル"ブルジュドバイ(Burj Dubai)"の落成式が今日行われます。

当日なのに正式な時間がまだ決まってないところがドバイですが、 2009年の終わりを「ドバイ・ショック」でネガティヴに終わらせてしまったドバイにとっては、2010年を明るくスタートさせる良い機会になりそうです。

落成式/竣工式とは言っても、おそらくまだ工事終わってません。
日本では工事が終わってからオープンするのがあたりまえですけどね。「突貫工事してでも期日に終わらせ、責任をまっとうする」が日本人の心ですが・・・・
ドバイでは"工事がだいたい終わったら"オープンしちゃいます。これをここでは"ソフト・オープン"といいますが、ドバイ・メトロも駅の半分以上が開業しないままソフト・オープンしました。この国をあげての"いい加減さ"が良いとこでもあり、悪いとこでもあるわけです。

ところでこのブルジュ・ドバイ。
中には1044のレジデンス・ユニット、49のオフィス・フロア、160部屋のアルマーニ・ホテル、11ヘクタールのガーデン、6つの噴水などの水施設、3000台分の駐車場などが完備されます。
ちなみにレジデンスやオフィスはすでに売り切れているので「廃墟ビル」とか「バベルの塔」といった表現はあってません。(ドバイ・バブルの象徴ですから「バブルの塔」ではありますね。)ただ持ち主が入居するのかどうかは不明なので「入居者が少ないビル」になる可能性はあります。

日本ではサムソン建設(韓国企業)が造ったということでいろいろ言われそうですが、もうそろそろそういう「やっかみ」のようなことを言うのは辞めた方がいいのでは、と個人的に思います。

ブルジュドバイも施行はサムソン中心ですが米SOM社、地元のアラブテック、日本の日立プラントテクノロジーなど世界中の色んな企業が携わってます。

最近ではUAEの原子力発電の建設も韓国企業が受注しました。
ドバイでビジネスをしてると思いますけど、中国、韓国企業は日本企業に比べて元気だし(アグレッシブでずうずうしい、という言い方もありますけど)、物品も様々な分野で日本の商材よりはるかに売れています。
いつまでも「日本製品が最高!」とは言ってられません。品質が最高でも、ビジネスとしては売れなければ意味がありません。孤高の芸術家をめざすわけではないのですから。

かつては日本車も「品質悪い」「欧米車のコピー」だけど「安い」から始まったのです。



2010/01/03

ブログ引っ越しました。

皆様、あけましておめでとうございます。

2010年より、このブログは「Blogger+サブドメイン」にて、この新しいURLに引越しました。
新しいアドレスは;

http://blog.ys-consultancy.com/

です。必要に応じブックマークをお願いします。
今後ともよろしくお願いします。

なぜ引っ越したのかというと「サブドメインを使いたかったから」
それだけなんですけど。

まあ、グーグルは(色んな意味で)業界No.1企業ですから、使っておけばいいこともあるのではないかと。

使ってみると、日本のその他のブログと何かと機能が違ってます。ブログランキングとかトラックバックとか無いし。シンプルなところがなんか大人っぽい?

では今年もよろしくお願いします。



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