バッテリー突然死(車)

ドバイの四季とは、こんな感じです。

過ごしやすい夏(秋)→ちょっと肌寒い夏(冬)→暑い夏(春)→外に居たら死んでしまう夏(夏)

そしてドバイもいよいよ夏本番。
気温は毎日40度越え、湿度もすごいんです。どのくらいの湿度かといえば、眼鏡・サングラスをしたまま外に出ると「まっ白」に曇ります。そうそう、ラーメン屋で眼鏡が曇るようなレベル。
ということは毎日ラーメンの湯気の中にいるようなものということでしょうか。まあ、服着てサウナに入ってるような感じです。

こんな状態ですから車への負担も相当なものでしょう。当日は日本からのお客様と待ち合わせてましたので朝一で車をスタートさせようとすると、

「カタカタ‥‥‥‥‥」

いきなりバッテリー死亡。ちなみにウチのはフランス車(メガーヌ)です。

ところでここドバイでは日本車人気は圧倒的です。ベンツやBMWなども人気ありますけど、車に過酷なドバイではメンテフリーな日本車は中古市場でもなかなか価格が落ちません。

問題は‥‥

ここでは車が故障して動かなくなっても、ディーラーがレッカー・サービス(ここではTow Serviceと言う)などしてくれず、ましてや台車を用意なんて親切なサービスはありえません。
ただ今メトロ(鉄道)建設中ですが、車がなければ買い物すら行けないドバイでは、車の故障は一大事なのです。
というわけでとりあえずその日は車を放置し、レンタカーを借りてなんとかやり過ごしました。

次の日Tow Serviceでウチのメガーヌは日産ルノー・サービスへ。さらに「今バッテリーの在庫が無い」という正規ディーラーではありえない理由でさらに2日待たされ、やっと戻ってきました。

そんなドバイでは車関連のビジネスも多数存在します。正規ディーラー、保険会社の他に上記のTow Serviceや街のガレージ等、それから輸入車を第三国(サウジやアフリカ等)へ再輸出したり、右ハンドルを勝手に左ハンドルに替えてしまうビジネスなどなんでもありです。
ところで日本車の偽パーツなども多数出回ってるようです。トヨタの車など、正規ディラーでないガレージで修理を続けると、そのうちトヨタマークのついた中国製に変わってしまうかもしれないので気をつけなければいけません。



–>