2008年にドバイ(UAE)にて日系企業/投資家をビジネス支援するコンサルタント会社"Y's Consultancy"をたちあげた筆者。日本生まれ日本育ちだが海外居住はかなり長い。なので漢字が苦手。楽器オタク。

This blog is written in Japanese. But I sometimes write in English when I feel like it.

2017/05/10

徐々に形を表してきた、VAT(付加価値税)導入のフレームワーク

UAE(を始めGCC諸国全体)では、過去数年のオイル価格の下落とその長期化の予想の影響から、付加価値税(VAT)の導入を決めた事は1 年以上前のコラム、「ドバイ/UAEでVAT(付加価値税)導入が発表された」で書いた。

時が経つのはとても早い。(子供が生まれてからは特に・・・)

実際の運用開始を8ヶ月後に控え、純粋なスペキュレーションを含め現在さまざまな情報が出てきている。

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UAEのVAT導入のフレームワーク(Educated Guessによる)


UAEのMinistry of Finance(財務局)が最近様々なオープン・ワークショップを行っており、法律の根幹となるであろう様々な事項が一般にシェアされはじめた。

そこで、ここでは弊社で耳にした(目にした)いくつかの事項についてまとめたい。(あくまでもウワサの範疇で、実際の運用がどうなるかはまだ未定)

  • 付加価値税率は5%で、一部のアイテムにはゼロ%。
  • 年間AED375,000以上(1000万円程度)の売上がある企業が対象で、年間AED187,500以上の会社は自由意志にによる申告 
  • VAT専用のポータルサイトが2017年10月1日にオープンするだろう 
  • 付加価値税の支払いは四半期ごとが濃厚 
  • VAT税の登録と支払いは電子決済にて 
  • 医療と教育セクターは非課税 
  • 不動産セクターには特別なルールが設けられる可能性
  • ファイナンシャルセクターとフリーゾーン会社については特別なルールか設けられる予定であるが、今のところ詳細は未定 
  • GCC諸国内の貿易取引に関しては、特別なルールが設けられる予定。

ここで上記から個人的に気になるものを幾つかピックアップしたい


「一部のアイテムにはゼロ%」

前回VATに関するコラムを書いたときには、付加価値税の除外アイテムリストの中に「自転車」というのがあって、「え?」と思われた方も多いかもしれない。

これは何かと運動不足で糖尿病患者の多い状況を打破したい、というUAE政府の思惑ならでは、という感じがしたのだが、視点は違うが最近ドバイでは「ドバイを世界一のスマートシティにする」という目標を掲げており、自転車を始めクリーンエネルギーに関連する事業に関心が高い。

それらに関連する事なら何でも優遇されて行きそうな勢いで、やはり自転車が対象外になってもおかしくない。

自転車以外にも、例えば「テスラなどの電気自動車はVAT対象外」などとなっても驚きではない。これは完全な私のスペキュレーションだが。


「年間AED375,000以上(1000万円程度)の売上がある企業が対象」

よく会う会計会社からは「年間AED3,750,000以上の売上がある企業が対象」 などと聞いていて、最初はある程度の規模の会社からのみ徴収すると思っていたのだが・・・

「年間AED375,000以上の売上」だとの私の会社も余裕で対象になってしまうし、この額が本当なら、UAEに存在する、まともに営業する多くの企業が影響を受ける法律になる事は間違いなさそうだ。

「ファイナンシャルセクターとフリーゾーン会社については特別なルールか設けられる予定」に期待したいところだ。


「不動産セクターには特別なルールが設けられる可能性」

これは例えば「1軒目の購入には非課税」とか、「商業物件には課税するが、住居物件には非課税」といったような内容が議論されているらしい。

ドバイ不動産市場では、富裕層を中心に何軒も物件を持っているケースが多い。マジで100軒とか。

なので1軒目の購入には非課税であるが、2軒目からは5%の課税、となると結構不動産セクターへの悪い影響は大きいのではないかと思う。


今後の方向性


ざっと以上であるが、UAEでは税金とは言っていないが税金のような徴収が実はすでにいくつもある。

例えば額の大きなものでは、

  • 法人のライセンス料 
  • 不動産購入時のドバイ不動産局に対する4%の登録料

などなど。

例えばフリーゾーン法人は、アクティビティ(業務)に応じて年間結構な額のライセンス料を支払うが、ここにさらに売上に対して付加価値税がかかると、どう考えても二重取りのように見える。

不動産購入も同様で、ドバイでの不動産購入は、それでも固定資産税や相続税などがないため他国よりはよほどシンプルではあるが、4%の不動産局への登録料は「登録料」名目では高めであり、さらにその上付加価値税までも政府に収める、ということになるとこちらもやはり二重取りに見えてくる。

というわけで、今後「今まで実質的に税金」だったコストの調整も進むであろうし、それらのバランスによって法律は決まっていくのだろう。

さしあたり、所得税、法人税、固定資産税、相続税などは無いので、富裕層を惹き付ける国である地位に揺るぎはないが、強烈な暑さから必ずしも生活しやすい場所ではないので、より多くの富裕層にドバイへ来てもらうには、あくまでも高い節税メリットはキープしつつ、財政安定との間のバランスのとれた税制、というのが今後の課題となるのだろう。

まだまだ「所得税」「法人税」「固定資産税」「相続税」無しのドバイへいらっしゃ〜い。

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2017/04/25

ドバイ ナーサリー(幼稚園/保育園)事情

今月(4月)から1歳4ヶ月になるムスコがナーサリーに行き始めた。

ナーサリーとは日本の幼稚園/保育園の様なところだ。日本と違うところは国のお金は全く入っていないので、当然のことながら値段が高くなる。

ちなみにうちで通わせているところは3ヶ月でAED12000程度。日本円でおよそ36万円強。 よって年間でおよそ150万円弱かかる。

別にうちでは名門幼稚舎に入れてるわけではない。どこもそんな値段設定なのだ。

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日本では国民が公共サービスを安価に、かつ当たり前の様に受けるので、やれ保育園に子供が入れなかったから日本死ねとか、年5万円の給食費を払いたくない(払えない?)とか、「は?」と思うニュースを目にするが、実際医療や教育などは、ドバイに住む外国人の様に全て自費で賄うとなると非常にコストがかかる事がよくわかる。

よって自分で全てを払っている分、何にどれだけコストがかかるのかが非常に実感しやすい。

ただしその代わりドバイでは税金は無いので、給与のうち可分所得は一般的に多め、その所得をどう使うかは本人次第、というシステムなのだが。

一方、日本ではどれだけコストがかかるかは税金によって賄われるのでよくわからず、そのコスト感を実感する事なく国民が当たり前の様に公共サービスを受けるので、当たり前にサービスを享受する国民の手前、いつまでも赤字国債を発行し続けてしまう、という状態になっているのだろう。

ちなみにドバイのナーサリーだが、これだけ払っても至れり尽くせりではない。昼食やスナックは用意して持たせなければならないし、時間は午前8時から午後3時まで。(もちろんもっとお金を払えば午後6時ごろまで面倒見てくれる)

クラスの内容も1歳児だから、遊ばせたり音楽を聞かせたりとか、バウンサーの上でリラックスしたりとか、まあ教育というほどのものではない。

早速ナーサリーの洗礼を受ける


ナーサリーに行き始めると途端に病気にかかる、という話は聞いていたのだが、1週目を終えた週末、早速ムスコは手足口病にかかる。

実はナーサリーに通わせ始める2〜3週間前に、ナーサリーからのお知らせメールで、ベイビークラス(ムスコが入る予定のクラス)で手足口病が出たので、症状がある子供は絶対ナーサリーに来させない様に、というお知らせメールが入っていた。(手足口病は伝染病)

よってナーサリーで移されて来たことは明らかで、行き始めたばかりだというのに2週目から7日間を休ませる羽目になった。金返せという感じだが。

しかもムスコの手足口病が私に移り、仕事が忙しいにも関わらず40度近い熱が出て2日間寝込むという始末。足には手足口病の変なブツブツができるし。

そしてナーサリーに復活したその次の週末。今度はカゼの様な症状をもらって来たらしく、また高熱をだす。
そして次は妻に移って妻がダウン。

そんな感じでてんやわんやの1ヶ月目です。

ジーナ式崩壊


うちでは生後すぐにジーナ式(ねんねトレーニング)を実践し、10週目からほぼ毎晩夜泣きすることなく寝ることは、実に自慢げに過去のコラムで書いたのだが、

ジーナ式寝かしつけを導入してみた/ジーナ式子育て①
ジーナ式寝かしつけを実践してみた/ジーナ式子育て②
ジーナ式子育てその後(現在生後4〜5ヶ月)
ジーナ式子育てその後(現在9ヶ月〜10ヶ月)

これがナーサリーに行き始めてすっかり夜泣きが定番になってしまった。それまでは夜泣きに無縁だったのが、今は2〜3日に1回は夜泣きするのだ。

どうもナーサリーに行くという大きな環境の変化で、1歳児の頭の中で色々考えるところがあるのだろう。

しかも昼間も抱っこしていないとすぐ愚図る様になった。ジーナ式でほぼ完璧に「手のかからないご機嫌の赤ちゃんが完成した」と思っていたが、ナーサリーに行く、という大きな変化でこれは完全に吹き飛んでしまった。

まあ成長に従ってまた違う問題が出てくる、という事なのだろう。
ここは暖かく見守ろうと思う。

日本人のDNA(Gene:ジーン)について考える


皆さん、日本人と(例えば)欧米人との違い、と言ったら何を思います?(欧米人と一言で言っても北欧系と英米系は違いますが、ここでは英米系を例として)

私が日本人にとって非常にマイナスと思うことの1つは、日本人は失敗や批判を恐れてなかなか行動をしないのに対し、欧米人は失敗しようが、どれだけ下手くそだろうが、とにかくチャレンジする、人前で披露する精神が旺盛、という事。もちろん全般的に、という話で個人差はある。

これはもう日本の組織なんか見たら一目了然だよね。とにかくチャレンジしないで安定志向が一番得。よってイノベーションなし。

私はその精神は日本の教育が元凶に違いないと固く信じで疑わなかった。ところが・・・

こんな事があった。

ナーサリーに私がムスコを迎えに行くと、私を見つけたムスコは非常に嬉しそうな顔をし、よちよち走りでこちらに向かって来た。そしたら机の脚につまづいてコケる。そこで保母さん2人に大笑いされ、すっかり自信喪失したムスコはすっかり歩かなくなってしまった。なんか失敗したという事実が非常に嫌だった様子。

他にもうちのムスコは1歳児にもかかわらず結構人目が気になる様子でやたらと空気読もうとする。私も妻も海外生活は長いので、ノーマルな日本人に比べそんなに空気読まないのだが。

そしてムスコはすでにかなり歩けるのだが、ナーサリーではなかなか歩こうとしない。なんかこう、完璧に自信がつくまでは無理にチャレンジしない、という態度なのだ。

そんな事を教えた覚えはないのだが。

そこで思った。

失敗を恐れ、完璧に自信がつくまで中々外で披露しないのは、日本人のDNA(ジーン)にもともと入っているものなのではないのだろうか、と。

まあ、ムスコがそういう性格なだけかもしれませんけどね。ちょっと考えすぎですかね。

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2017/04/24

またまたiPhone7が当たった

今年に入って早々、iPhone7(32G:最もベーシックなモデル)が当たるというラッキーな出来事があった。その当たりは2等賞で、1等はホリデーパッケージだったらしいが、私が使っているiPhone 5はすでに4、5年前のモデルだったので交換するにはちょうど良い時期だった。出先でのメールのチェックや返信も画面が大きい方がやりやすいし。

そして当たったiPhone7を使い始めて2ヶ月。今度は個人口座の取引先の銀行、Emirates NBDから電話があった。「iPhone7 Plusに当たりました。おめでとう!」だと。

今までの人生、懸賞らしきものは当たった試しが無かったが(そもそも宝クジとか買わないんだけど)、 こんな短期間でiPhone 7が二度も当たるとは。

ちなみにこれも2等賞だった。1等はホリデーパッケージ。またiPhoneですか?と言う感じで複雑な気分ではあるのだが。

でも当たりは当たりなので、嬉しいことは嬉しい。

これはきっと日頃の行いが良いからに違いない。いや、一生分の運を使い果たしているのかも・・・

妻は宝クジでも買ったらどうかと言っていて、今年の日本一時帰国の際にはマカオに寄ってく事が決定した。

それはさておき、早速取りに行くと、iPhone 7 Plusは巷で人気のピアノブラックモデル(128ギガバイト)だった。

そこで私としてはiPhone 7 とiPhone 7Plus を比較して、使いやすい方を使用し、使わない方を妻にあげると言うことになった。

iPhone 7Plus vs iPhone 7 vs iPhone 5
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そんなわけで当初の予定は私がiPhone 7Plusを使って、iPhone 7を妻にあげようと思っていた。
機能充実、容量も大きいし、何と言ってもハイポなピアノブラック仕様だし。

そこで数日間iPhone 7プラスを使ってみる。
私がすでに持っているiPnone 7との違いはざっくりと以下だ。

良い点
  • 画面が大きい
  • 背景ボケ写真が撮れる
  • 容量が大きい(私の大量の音楽ライブラリデータを全て入れられてしまう大容量)

悪い点
  • でかくてスリムなズボンのポケットに入れると窮屈
  • 結構重くて厚みもある 
  • 片手で文字入力ができない

 私自身、iPhoneで入力する時はいつも音声入力を使っている。これが中々優秀なので、片手で頑張ってタイプすることはあまりない。たまに"OK. (period) Thanks"と音声入力すると、発音が悪いためか"Okey idiot thanks(わかったよ、バカ。ありがとう)"などと入ってしまうが、これはご愛嬌だ。 

よって基本的に不満な点はデカすぎるかも、という一点だけだ。

〜早速iPhone Plusを使って1日目〜

やっぱでかい。

私は前ポケに携帯を入れる派なのだが、特にスリムジーンズで車を運転しているとキツキツ。

だがデカイ事で利点もあった。

いつもジムで筋トレをする時に、ツルツルのジム着のポケットからスルリとiPhone 7を落としてしまう事があった。

だけどiPhone 7 Plusなら大丈夫。デカすぎてジム着ポケットの端に引っかかり落ちないのだ。

〜そして2日目〜

車を運転中、Whatsappでメッセージが入ってきた。(Whatsappは日本のLINEみたいなアプリで、ドバイでのシェアは絶大だ。)

普段、運転中に電話がかかってくると、車のハンズフリー機能で電話機本体を出さずに通話できる。車社会のドバイでは非常にありがたい機能だ。だがメッセージの場合はそうもいかないので、信号待ち中にチェックする。

その後、突然信号青になったので、ズボンの前ポケットにiPhone 7 Plusを戻す時間もなく、とりあえず車のセンターコンソールにあるドリンク入れに置こうと思ったら・・・

デカくて入らん。しかたなく助手席に置く。

私の車、アルファロメオ・ジュリエッタは一般的な日本車と違い、とにかく収納がしょぼい。機能性を重視せずに美的センスを優先してしまうのがイタリアンの潔いところ。

センターコンソールで軽く物が置けるのは卓球玉くらいしか入らない小さい収納と、ドリンク入れだけなのだ。

まあ車の問題なのだが、iPhone 7 Plusもデカすぎる。

その後、ブルジュ・ハリファ前のパレスホテルで家族昼食。
そこでブルジュ・ハリファをバックにiPhone 7Plus自信作の背景ボケ・ポートレート写真を試す。

なかなか良いボケ感だが、どうも被写体と背景(ボケ)の切れ目が不自然。なんかアイコラみたいなのだ。この辺はアプリの進化でマシになっていくのだと思うが。

〜そしてかなり迷いが生じている3日目〜

使用停止中の電源切れたiPhone 7を2日ぶりに持ってみる・・・

か、、、か、、、軽い!

「養成ギプス取り払って大リーグボール」って感じ。

よくよく見てみると、なんかシルバーの方がカッコいいじゃん、などど思えてきて・・・


結局iPhone 7 Plusは3日目で挫折。妻にあげました。あまりに重くてデカイiPhone 7 Plusの良いところを無理やり見つけようとすることに疲れ果てた、という感じ。

その後、妻も「重い」と文句を言いつつヘビーデューティーなケースまでつけて使ってます。女性はバッグに入れて持ち歩くからね。

というわけでせっかくiPhone 7 が2台当たったにもかかわらず、なんか寂しい気分になってしまう、という結末でした。

マカオで挽回だ。

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2017/03/06

LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)を観てアメリカのグレイトさを思う。

アカデミー賞などを受賞して話題のLA LA LAND(ラ・ラ・ランド)を映画館で観た。
ちょうど妻の誕生日イベントを企画していたところ、妻が観たい、と言い出したからだ。
ミュージカル仕立てのロマンス映画なんだそうだ。

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ミュージカル…

実は私ミュージカルが苦手だ。いきなり踊り始めちゃったりなんかして、なんかこう、クサいというか大げさというか、いまいちリアリティに欠けるからだ。
批判を恐れずに言ってしまえば、ミュージカルは「女の子趣味」で乙女チックなのではないかと思っている。

だが妻はミュージカル好き。

しかもLA LA LAND(ラ・ラ・ランド)はロマンス映画・・・

さすがにおっさんになるとなかなか恋愛映画には興味が湧かない。もう「胸キュン」とか有りえないもんね。どう考えても。

でもまあ、妻の誕生日イベントなので・・・

というわけで、あまり興味は無かったものの、映画館へ行く前にトレーラー(予告編)をチェックする。
するとロマンス映画だが、ジャズも題材だという。しかもライアン・ゴスリングが主演している。

私、最近ではライアン・ゴスリングの出演する映画は結構好きでよく見る。

もともとジャック・ニコルソンが出演する映画(特に70年代)はどれも好きで、1974年のチャイナタウン(Chinatown)をはじめ好きな映画がいくつかある。チャイナタウンなんか、多分10回は見たと思う。何度見てもイイ。

そのレベルとは言わないが、最近若手俳優で、オートマチックに出演映画を見てもいいかな、と思うのはライアン・ゴスリングだ。

そんなわけで、久々に映画館まで行って観た、ラ・ラ・ランド。

冒頭からハイウェイで踊り出すミュージカルぶりで、あちゃ〜、という感じで見始めたのだが。

終わってみると、これがなかなか良かった。
(ミュージカル仕立ても部分的でそれほど気にはならなかった)

なんというか、ドバイに来て早10年、

忘れかけてた「何か」を思い出させてくれる映画だった


ジャズは死にかけている・・・

葛藤しながらもトラディショナルなジャズを追求するライアン・ゴスリング扮する主人公と恋に落ちる女優の卵。

実は私、今はなぜかドバイでコンサルタント会社を経営しているが、妻と出会ったのはニューヨークのジャズ音大で作曲を専攻していた時だ。妻は名門クラシック音大でフルートを専攻していた。(人生って何があるかわからないですよね?)

映画の題材はラ・ラ・ランドことロサンゼルスだが、ニューヨークもそういう場所だ。

最近のアメリカと言えば、トランプ大統領の登場で、何かと悪い事ばかりに焦点があたりがち。

私もアメリカを出て心底良かったと思っていることは前回のコラム「ドバイ移住のための心得(言語編)」で書いたばかりだが、ラ・ラ・ランドでも描かれているように、芸術や映画などのエンターテイメントへの懐が深く、その世界のトップを目指して若者がロサンゼルスやニューヨークを目指して世界中からやってくる。
そしてその結果、良い作品を生み出すし、業界全体の質が高い。それはもう日本のそれとは比べものにならない。

そんな懐の深さとイノベーションを生み出す力がアメリカにはあり、それがアメリカの強さであることを思い出した。

そして、その道で成功する人間もいれば、他の道へ進む人間もいる。その道で成功しても不幸な人もいれば、他の道へ進んで幸せな人間もいる。(私のように)

人生って不思議。

でも、お金とか度返しで、自分のやりたいことをとことんまで追求する人たちが集まってくる場所。

それは音楽だったり、ダンスだったり、絵画だったり、演劇だったり、写真だったり。
何でもいいのだが、とにかくそういった野望を持った若者を惹きつける魅力がロサンゼルスやニューヨークにはあり、そしてそういった人々が放つエネルギーが街に充満しているのだ。

やはりドバイブログだから、ここでドバイとUAEの話をせねばなるまい


一方ドバイに来てから考える事、普段仕事で接する事柄といったら、マネー、マネー、資産、不動産、マネー、運用、高級車・・・

よく考えたらそんなんばっかり。

おかげで結果、経済的には恵まれてきたとは思うが。

必ずしもお金にこだわることに関して批判している訳ではなくて、まあ、お金は人生において重要ではあるし、芸術などに没頭して(世間一般的に)経済的にはまともな人生を送れない人間がいる一方で、ひたすら金儲けに邁進して富を独占する人生があってもそれはそれで良いと思う。それは人それぞれだと思う。

ドバイでは経済的に苦しくても芸術に没頭するタイプの人はまずいないと思うが、富裕層には魅力的な場所で、そういう人たちが集まってくる場所なのだ。

そんなドバイに来る前と来てからの私の経験から、ラ・ラ・ランドをみて、なんとなくノスタルジックというか、懐かしい感じがしたわけです。

ドバイが世界一の都市となるためのチャレンジは


王様がドバイを「世界一の都市にしたい」という野望を持っているのはすでに明らかであるのだが、もっともハードルが高いと思われるのが、芸術や文化の開花、といったところだろう。

実はドバイよりもアブダビの方が芸術に力を入れる事は宣言していて、グッゲンハイム美術館やルーブルの分館の建設はその一環だ。

だがハードの充実はお金で何とかなるが、ソフトの充実、例えば実力のある芸術家がドバイ/UAEから生まれるとか、ドバイ/UAEに住むとか、その人たちに教えを乞うために世界中からドバイ/UAEに人が集まってくる、などとてもありえない。少なくとも今のところは。

そもそもドバイとUAEでは生活コストが高いので、貧乏芸術家が移り住んだソーホーから新たなカルチャーが生まれ・・・

みたいな展開はなかなか難しい。

宣伝しちゃっていいですか?


実は私が10年以上前にリリースした楽曲は今でもiTunes Music Storeで買えるんです。
自分も忘れてました。その存在を。

Hiroshi Yamaoka - iTunes Music Store

懐かしいね。とにかくこのころは四六時中音楽に没頭してました。他のことは何も考えなかった。

いっそのこと、おすすめ楽曲を載せてしまおう。自分のブログだから。





ラ・ラ・ランドを観て、かつての自分を思い出し、新たな活力が生まれて来るような気がした自分でした。(それから誕生日の妻への感謝の気持ちもね)

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