2008年にドバイ(UAE)にて日系企業/投資家をビジネス支援するコンサルタント会社"Y's Consultancy"をたちあげた筆者。日本生まれ日本育ちだが海外居住はかなり長い。なので漢字が苦手。楽器オタク。

This blog is written in Japanese. But I sometimes write in English when I feel like it.

2017/12/17

車(SUV)の購入で悩む

ドバイは完全な車社会なので、車は必需品だ。
子供の送り迎えも車が中心になるので、たとえ共働きでなくても夫婦で一台づつ所有、というケースも多い。

我が家の車は2014年に購入したアルファロメオ・ジュリエッタだが、妻は会社から車(日本車)を支給されていたため、うちでも二台体制だった。

最近妻に支給されていたのはSUVだったので、ガソリン代はかかるがレジャーには非常に便利だった。ドバイでは、ビーチに出かけたり、ちょっとした砂漠リゾートに出かけるのにSUVがあると非常に便利なのだ。しかもガソリン代は日本の1/2〜1/3程度なので、燃費が悪くてもそれほど気にはならない。

そもそもドバイでは車検は無く、重量税などの税金、エコカー減税の様なものは全くないので、小さい車に乗るインセンティブは無く、多くの人がデカイ車を好む傾向がある。

そんな折。事情は省くが妻の車が取り上げられてしまう事になり、うちでも2台目の購入が必要になってしまった。

そんなわけで車の購入に悩むこととなった。

ウチで必要な車(SUV)の条件


  • SUVが条件だが速く走るSUVは必要なし(よってカイエンとかX5とかQ7とかは候補外) 
  • 中古でいいか、と思っている 
  • 基本妻の通勤車件週末のレジャー用 
  • ある程度のオフロード性能があると嬉しい 
  • できれば7人乗り(3列目シートがあるといい) 
  • でもリッター8キロ位(カタログ値)は走ってほしい 
  • 2025年位までは頑張って乗りたい(10年選手でも極端に古さを感じさせない車)

そんなわけで次の3車種が候補となった。

ランドローバー・LR4(日本ではディスカバリー4)
ジープ・グランドチェロキー
トヨタ・プラド

ランド・ローバー LR4(ディスカバリー4)


妻のイチオシがこの車。

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っていうか普通の事務職の妻が、駐在員支店長の普通の日本車の隣に毎日これで乗り付けていいんだろうか・・・

ドバイだからいいのか。

まあそれはさておき、後継の新型ディスカバリー5(ドバイでは名称もヨーロッパのマーケットに合わせてLRからディスカバリーになった)は丸くなってダースベイダーの子分の様に見え、非常にカッコ悪いと個人的に思うが、LR4は最後の四角いランドローバーということで、クラシックさも兼ね備え非常に好みだ。

運転席が高いことで女性でも運転しやすいらしい。
もし私のお客さんを乗せる際も、広々した車内空間とエアサスのリッチな乗り心地でおもてなし度もかなり高い。欲しい気持ちとルックス重視だとこれで決まりなのだが。

ただ車は置物ではないので・・・
信頼性こそがランドローバー購入の二の足を踏むところですよね。しかも正規代理店のサービスは「高い」との評判。

しかもドバイでは修理が必要でも代車とか支給しないので、故障中はレンタカーかタクシー移動でやりくりしなければならない。

しかもうちのもう一台が、信頼性とは真逆に位置するアルファロメオ。

アルファロメオとランドローバーを所有・・・
このコンビネーションはできれば避けたい。かなりのメンテ代を覚悟しなければならないだろう。

ところでLR4だが、2014年からエンジンがスーパーチャージャー付き3Lに代わり、燃費も許せる範囲内になった。

だがそれ以前のV8も燃費は悪いが、それをカバーできるほど価格が安くなっており、妻がどっかにぶつけるかもしれない事を考えると、古めでも安いのがいいかな、と思い悩ましい。

3車種の中では最もリッチかつ、中古の値下がりもかなりのものでお買い得感があるが、それでも値段は他の候補に比べ最も高い。

ガソリンもプレミアムでこれも高コストだ。

ジープ・グランドチェロキー


一時はこれが第1候補だった。外観も無骨なSUVというよりは今流行りのクロスオーバーという感じだが、なかなかカッコいいしドバイのエクスパットにも人気の車種だ。よって中古市場にも数多く出回っている。


それから正直個人的にSUVに高級レザーシートや、エアサスとか、そういうのは要らないと思っている。 SUVなのにちょっとしたオフロードにグイグイ行けないのは意味が無いと思う。(だけどランドローバーだったらそうなりそう。)

なのでグランドチェロキーならベースグレードのラレードでいいし、これの中古なら妻が間違えてどこかにぶつけてしまってもあまり後悔しない。

V8もあるが燃費のいいV6エンジンで十分だ。

マイナス点は3列目シートがない事位か・・・

トヨタ・プラド


3車種の中では手堅く全ての希望を満たしてくれるのがこのプラド。 しかも「使い倒す」的に使えそうだ。ちょっとくらい傷がついてもお構いなし。LR4だったら泣くだろうが。(たとえ同じ金額を払っていてもそう思うのが不思議。)

そしてLR4の3年以内落ちの中古を買う予算があればプラドの新車が買える。


しかもリセールバリューも抜群。

デザインさえ気に入ればこれで決まりなのだが。いかんせんトヨタの車はどうもデザインの趣味が私に合わない。

信頼性は抜群なのだが。

と思っていたら2018年モデルがマイナーチェンジした。フロントのデザインが変更されて、一応「これなら良いかな」というレベルにはなった。もともとプラドの後ろ姿は嫌いではない。

だがプラドは他の2車種に比べると、内装がプラスチッキーで安っぽい。しかもドバイではトヨタはよく売れるので値段は高め。日本の価格と比べるとどうもオーバープライシングだし、最初からオプションががっつり付いている上記の2車種に比べオプションもあまり融通が利かない。
しかも外装カラーのこの白はどうしても営業車に見えてしまう・・・

それは差し置いても利便性、信頼性を含めうちのニーズにはピッタリなので、デザインのみ100点でないのは非常に惜しい。

車のデザインは自分の嗜好を映す鏡でもあるので重要なのだ。

というわけで安い買い物ではないだけにしばらく悩みそうだ。

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2017/11/27

Wavebox(ウェイヴボックス)というアプリケーションが便利

テクノロジーの進化は実に早い。

私が社会に出たての90年代はまだまだ電話がコミュニケーションの主役だった。

その後90年代後半から2000年にかけて一気にEメールが台頭。現在弊社で受ける問い合わせも、Eメールを介したものが最も多い。現在でもメールが主流のコミュニケーションツールだ。

それが最近は、また新たなコミニケーションツールからの問い合わせが多くなってきた。

SNSを使ったメッセンジャーだ。

ちなみにドバイで最もポピュラーなメッセンジャーアプリはWhatsappだ

取引先から、私個人の銀行担当者まで、Whatsappを利用して連絡を取り合うことが非常に多い。電話のように相手が出ないと何も先に進まない、またメールのように構えて書いて出さないといけない、ということがないから非常に便利なツールだ。

そして日本でもっともポピュラーなメッセンジャーアプリはLINEだろうか。(少なくとも仕事をしている大人の間では)

なので弊社でもLINEで問い合わせを受付られるようにした。

LINEを利用することによって、名前すら明かさない人物からまったく意味不明で頭を掻きむしるような変な問い合わせも増えはしたが、メールで「お世話になります」からかしこまってかくほどでない簡単な内容のやりとりや、おそらくはメールよりも気楽に問い合わせができる、という印象からか、メッセンジャーアプリで簡単に問い合わせを受けられるようになったのは非常に便利だ。

LINEの他には以前からスカイプでの問い合わせには対応していたし、Facebookのメッセンジャーからも問い合わせを受けられるようにしている。

メッセンジャーアプリからの問い合わせは増える一方で、今後もこれらのツールからの問い合わせが増えだろう。

そうなってきた現在。非常に面倒なのが、それぞれのメッセンジャーのウェブサイトを立ち上げ、それぞれログインし、ブラウザ上でそれぞれのサイトを管理して待機しなければならないということだ。

そんなところに非常に便利なアプリケーション(ソフトウェア)を発見した。WaveBox(ウェイヴボックス)という。

https://wavebox.io/

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じつはかれこれ15年くらい使っているメールソフト、Mozillaサンダーバードをそろそろ他にベターなヤツがあるんじゃないだろうか、と思ってリサーチしていたところ、たまたまこのWaveBoxを見つけたのだ。

とにかく何でも入れられるWaveBox。

言ってみればブラウザーのタブ機能にフォーカスした商品とも言える。値段は20ドル。

ちなみに私が入れてるアプリは、


  • 仕事で使うG Suite関連(Gメール、ドライブ、アナリティクス、フォト、Youtube)
  • Quickbooks Online(会計)
  • アドセンス
  • ブロガー
  • 個人で使うグーグル関連(Gメール、フォト、ドライブ、Youtube)
  • Twitter
  • フェイスブック
  • インスタグラム
  • Hootsuite
  • スカイプ
  • などなど


ってな感じで上記すべてを1つのアプリケーション・ウィンドウに入れられてしまうのだ。


今後は、2018年から始まるUAEのVAT支払いに対応するために、UAEのFederal Tax Authorityとか、入れていくことになるだろう。

とにかくちょくちょくアクセスするしてログインする必要があるサイトはすべてWaveBoxに入れてしまえば良いのだ。非常に便利。

もちろん、ブラウザーにタブとして入れればよい、という意見もあるだろう。だが私のように10以上も ウェブサイトあると、ブラウザーに常に10個のタブが開いているのは非常に目障りだしとにかく動作が重い。
このWaveBoxの良さは、これだけのウェブサイトを入れておいても使わないアプリケーションはスリープできるので動作が軽いのだ。

ところでこんなに便利と思われるWaveBoxだが、日本語環境でないからか、日本人で使っている人はあまりいないようだ。

予め日本語でレビューを検索してみた所、ウェーブボックスなる「持ち運び電子レンジ」のレビューしか出てこなかった。

ところで、このウェーブボックス(電子レンジ)はなかなかの人気商品のようだが、そもそも人生に於いて、電子レンジを持ち運ぶ必要があるのだろうか???

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2017/11/16

ついにVAT(付加価値税)詳細が姿をあらわした。

来年2018年から始まると発表されていたUAE初の本格的な税制度、VAT(付加価値税)だったが、詳しい内容、特にフリーゾーン法人のビジネスにどう関わってくるか、についてはExecutive Regulation待ち、という状況が続いていた。

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本来は「10月に発表される」という予定だったが、結局VAT開始の1ヶ月半前のここに来て、いよいよドラフト版が公開された。

そんなわけで、内容をさらっと確認し、特に日本人が行うビジネスに該当するであろうと思われる幾つかの条項について解説したいと思う。
(私は法の専門家ではありませんので、ここに書く内容にてついては保証しません。各自でご確認をお願いします。)

まずVATの大枠について


先月からFederal Tax Authority(無理やり日本語にするなら連邦国税庁?)に登録する様に、と各方面で告知がなされていた。実は弊社もすでに申請は済ませており、登録を待っている状態だ。この登録義務には条件があり、それは以下のようなものだっだ。

  • Taxable Supply (Goods or serivice)の売上がAED150 Million以上の法人:10月末まで
  • Taxable Supplyの売上がAED10 Million以上の法人:11月30日まで
  • Taxable Supplyの売上がAED375,000以上の法人:12月4日まで

そこで疑問は "Taxable Supply"とはなんぞや、ということだと思うが、ぶっちゃけこれはほぼすべての物品(やサービス)が入ると考えてしまって良い。Taxable Supply以外はExempt Supplyと言うが、これに相当するのは、

  • 土地
  • 居住不動産賃貸価格や、ディベロッパーから直で購入する不動産
  • 公共交通
  • 金融業の一部

などであって、殆どの日本人が行うビジネスはこれらに入らないからだ。

だがTaxable Supply全てに5%のVATがかかるか、というとそうではなくて、その中にはStandard_Rated(5%課税)とZero-Rated(0%課税)の2種類があり、特にフリーゾーン法人の立場も相まってその内容がはっきりしなかったのだが、今回のERの内容によると、カスタマーがGCC諸国に属している場合は5%の課税、それ以外の場合はZero-Ratedというのが大枠での考え方のようだ。

そこで当初言われていたことと違った内容もある。

ゲートで仕切られたフリーゾーンでもローカル会社やゲートの無いフリーゾーンと同様に課税される


日系ビジネスの多くはフリーゾーンにてビジネスを行っている。

巷では、ゲートで仕切られたフリーゾーン、例えばJAZFAやDAFZA(特に日系大企業が多い)、それからシャルジャのSAIF Zoneなど、は非課税になるのではないか(よって税制面で有利)。一方、DMCCフリーゾーンやインターネット・シティなど、ゲートで仕切られていないフリーゾーン法人はローカル法人と同様に課税されるのではないか、と言われていた。

だがその噂は外れ、ゲートで仕切られたフリーゾーン内の法人でも課税の対象となる。結局フリーゾーン法人でもローカル法人でも、かつどこで設立されたフリーゾーン法人でも同様の課税対象となる、ということだ。

これにより「同じUAE内の法人への課税」という点ではフェアだと言えるが、アクティビティ(業務)によってはかなりグレーであった「フリーゾーンでできるビジネスとローカル法人でなければできないビジネス」の境界線がいっそうグレーになり、なおかつ政府 もそのグレーな部分は想定内にした感がある。

それはさておきExecutive Regulationの内容から目についた部分をピックアップしたい。特に日系ビジネスにとっては自身のサービスが"Zero-Rated Supply"(=0%課税)に該当するのかどうか、という所に関心があるだろうと思う。

グッズの輸出


UAEを含むGCC諸国以外への輸出はZero-Rated。もちろんこれを証明するエビデンス(B/L)などは保管しておかなければならない。

例えば私(ドバイ居住者)がディーラーから車を買ったら課税5%だが、私の日本の友人が車を買って日本へ輸出されれば0%。

サービスの提供


弊社のコンサルティング費などもこれに相当するが、これは「サービスが提供された時点で、サービスの受け手がGCC諸国以外の場合はZero-Rated」とある。

なので弊社が日本の法人相手に「ドバイ市場リサーチ」などを行う場合は0%VATということになる。

だが例外があって、それはGCC諸国の不動産やアセットが絡む場合。例えば「不動産売買時のコミッション」などは、たとえ顧客がGCC諸国以外であっても5%の課税対象、といえる。

テレコミュニケーション・サービス


インターネットの発達により、日本以外から日本へ向けてインターネットで何かを配信して大儲け、などというのも珍しくない。そんなテレコミュニケーション・サービスのZero-Ratedは以下だ。

  • UAEを含むGCC諸国のIT法人から、それ以外の国の法人へのサービス
  • UAEを含むGCC諸国のIT法人から、それ以外の国に住む個人へのサービス

よってドバイから日本へ向けてのITビジネスは今までと同様に税制メリットを謳歌できる。

プレシャスメタル(金など)


インベストメント・クオリティ(99%ピュア)の貴金属はZero-Rated。
なので、金の原石や砂金など純度99%に満たない貴金属の売買には5%の課税、と考えられる。

その他のビジネス


細かいガイドラインは省くが、ざっくりと以下のビジネスはZero-Ratedだ。

  • 教育
  • ヘルスケア

以上だが、地域特性として「実際に法が施行されたが実はビジネス慣習では違うやり方が一般的」などということも起こり得る。

例えば、ドバイの不動産売買時の不動産局登録料は、法律では買い手と売り手が2%づつ折半することになっているが、実際には買い手が4%を払う。

そんなこともあるので、VATが施行されてしばらくの間は混乱もありそうだ。

話は変わるが、以前「UAEでVAT(付加価値税)を導入しても、消費意欲旺盛なドバイでは、日本の消費税導入時の様に一気に景気が冷え込むような事はないんじゃないか」と書いたことがあるが、正直言ってどうなるかは予想がつかない。

実は今のドバイ/UAEはけっこう景気が悪い。(だが地元の新聞などはそのように公には書かないのだが)
なのでさらに5%の税金がかかる、となると、例え購買意欲旺盛なドバイ居住者であっても消費の落ち込みは避けられないような気がしないでもない。

このVAT導入で、ドバイ/UAEを始めとするGCC諸国の財政も安定していく、という方向だが、今までまったくありとあらゆる税金が無かったドバイに住んでいたので、移民の増加と共に街の規模が拡大していくにつれ「ここもついに普通の国になっていくのか・・・」としみじみ思う今日このごろです。

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2017/08/27

我が家の空気清浄機選び〜ヨーロッパ製vs日本製〜その結末は・・・

我が家では空気清浄機を買うことにした。

かれこれ18年飼っている猫の抜け毛がひどく、1歳8ヶ月のマイサンの鼻タレが止まらないのだ。

ちなみにマイサンはその他のアレルギーは大したことないが、よりによって猫アレルギーが最高レベル。私と18年間苦楽を共にしてきた猫を手放すわけにもいかない。(しかも手放すにしろ、糖尿病で毎日のインスリン注射が欠かせない老猫を誰がもらってくれるだろうか・・・)
よって掃除機ロボットRoombaで毎日部屋の中を掃除をするなど、何とか対応していた。 

だが今は猫の抜け毛シーズンらしく、さらなる対応が必要になったのだ。

というわけで・・・

空気清浄機購入のリサーチを開始

最近Amazonに買収された、ドバイではNo.1ネットショッピングサイト、souq.comを物色する。

調べ始めると早速行き詰まってしまった。空気清浄機ほど各商品の違いがわからない電気製品はほかに無い。
何しろ、空気がどれほどキレイになっているか、どれが効くのかは数値で表せないため客観的に判断するのが難しく、どれを選べばよいかまったくわからない。

今日の我が家の環境 in Dubai
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しかもドバイで空気清浄機を販売しているのは、日本製では日立、パナソニック、シャープとよく知られたメーカーだが、日本以外のメーカーはよく知らないメーカーが多い。
商品の良し悪しの前に、どこの国のメーカーで、そして信頼に足るメーカーなのか調べたいので、それだけでかなりの労力が必要だ。

というわけで、最初のうちは安心の日本製:日立、シャープ、パナソニック、の3社に加えて、うちでも掃除機を愛用しているダイソンの中からどれかかな、という感じだったが決め手を欠いていた。

ドバイではPM2.5はさほど脅威では無いし、湿度は乾燥していないので、特別ハイパフォーマンスである必要も、加湿機能が付いている必要もない。だが猫フケなどアレルゲンは最低限除去してほしい。というわけで、

  • 予算AED2,500(74000円程度) 
  • アレルゲンを除去する性能だというHEPA フィルター搭載 
  • あまりインテリアを害さない(大きくない方がよい) 
  • よって必ずしも部屋全体を清浄する必要はない

あたりが条件となった。もちろん中国製、韓国製は除外だ。

ちなみに日本に比べ、同等の空気清浄機でもドバイでは価格が高い。例えば日本で5万円程度で売られている商品がドバイでは7〜8万円する、というイメージだ。

ところでさらに物色を進めると、スイス製のスタドラー・フォーム(Stadler Form)という聞いたこと無いメーカーの空気清浄機(「ロバート」と言う)がインテリア的にオシャレで気になった。

ヨーロッパ製品 vs. 日本製品の様相に


仕事柄、日本製品をドバイでマーケティングする、みたいな話は時々あるが、その際に私がいつも話をするのは「ドバイ市場ではブランド力で勝るヨーロッパ勢とのガチンコ勝負になります」という事。

私の経験上、中身もなくセレブを連発するテレビの影響からか「中東では金持ちばかりだから日本から商材を持っていけば何でも売れるはずだ」と根拠もなく間違った理解をしている人が多い。
「アラブ人男性はスイーツがお好き」と市場を知る事の重要性
だが実態は、ヨーロッパ製品にはブランド力で負け、中国・韓国勢には安さで負け、と日本製品にとっては非常に苦戦を強いられる市場なのだ。

私の空気清浄機購入計画も「ヨーロッパ製品vs日本製品」のガチンコ勝負へと突入。

このヨーロッパ製品。ダイソンのピュアクールといい、このスタドラー・フォーム・ロバートといい、実にオシャレ。
空気洗浄機もインテリアの一部だ、と考えればヨーロッパ勢のアプローチは納得できる。

一方の日本製。性能は多分文句なしなんだろうが、いかんせん「空気清浄機デス!」とうルックスがどうもモサい。

昔よりオシャレめではあるが、どうも「空気清浄機」という観念から抜け出せないルックスなのだ。この辺ははっきり言ってしまうと申し訳ないが、どうしても「守りに入った日本の大企業サラリーマンが造った」香りが商品デザインからプンプンと滲み出ており、今ひとつ趣味に合わない。

ところでオサレ度では文句なしのヨーロッパ製だが、ダイソンのピュアクールは空気清浄機付き扇風機という立ち位置で、肝心の空気清浄機の作りはいたってシンプルそう。だがその割に価格は高い。「ダイソン」というブランド名に金払っている感じ。

そしてスタドラー・フォーム・ロバートは、HEPAフィルター使用ではなく「水で洗浄」という方式で、どこまで信頼できるかが未知数で、それなりの金額を払うには若干不安。souq.comでしか売っていないので現地代理店があるのかもわからず、それも不安。そして加湿機能も必要無い。

一方日本製は、前述したデザインの好みはさておき、日本メーカー各社の製品が入門〜高級まで3〜5種類ほど幅広くラインナップされているため、逆にどれを選んでよいかわからない、という状態に陥ってしまった。

顧客重視からくる従業員の涙ぐましい努力によって、様々な機能を持つ様々なランクの商品を親切に出しているが、それが仇となってどれを選べばよいかわかりにくい、という結末になっていないだろうか。しかも日本の電気屋さんの様に、違いをしっかりわかっていて説明してくれる店員さんもドバイでは皆無。

その辺ダイソンもスタドラー・フォームも空気清浄機は一品しかないので迷うことがない。

機能充実で信頼の日本製か、はたまた機能は省いてもデザイン重視のヨーロッパ製か。悩ましい・・・

そんなことを考えながら、ダイソンを買い物カゴに入れてキャンセル、日立を買い物カゴに入れてキャンセル、ってな感じでどうにも選べないまま毎日数時間を無駄に過ごし、完全にドツボにハマってしまった。

だれかヨーロッパデザインの中に日本製品の中身を入れてくれないだろうか・・・

伏兵現る


結局、そんな感じでどれか一つを選ぶ事ができず、

あ〜!もういい。普通の機能で安いのでいい!(安ければ使い物にならなくて捨てても後悔しないから)

というわけで、もうちょっと安い価格帯を見てみると・・・

Mi Air Purifier 2 というミニマルデザインの空気清浄機、AED675(20000円弱)という商品が目に入る。安いが私のニーズを結構満たしている。

どうもインドで売れているらしい。デリーの強烈なPM2.5にも対応できているらしい・・・・

メーカーはiPhoneそっくりで有名なシャオミ(小米)だった。

中国製の電気製品か・・・

一瞬抵抗があったが、これ以上空気清浄機選びに時間を費やしたくなかったのでさっさと購入。そして次の日にデリバリー。速い。そして苦痛の商品選びから開放された喜び。

ところで購入後に知ったのだが、このMi Air Purifier 2は日本のバルミューダというベンチャー企業がデザインした空気清浄機に酷似していてパクリと言われているらしい(少なくとも日本では)。

日本製品をパクって、まだ日本製品が進出していない第3国でさっさと大量に売る・・・
これぞ中国流。

Mi Air Purifier 2とは


これが結構良さげ。やすかろう悪かろうと馬鹿にできない、中々のクオリティ。

作りは至ってシンプルだが、システムは3倍以上の価格がするダイソンのピュアクールに似ている。下の円形HEPAフィルターで洗浄し、上の扇風機で出す。違いはダイソンが羽なしイノベイティブな扇風機なのに対し、これは普通の扇風機が乗っかっているようだ。

正直なところ部屋の空気がキレイになっているのかはよくわかりません。

でもスマートフォンからコントロールできるのは結構便利だ。ペアレンティングコントロールもついているので、本体ボタンをすぐ押してしまうマイサンがいても大丈夫。

なかなか気が利くじゃないっすか。

猫の抜け毛はさらにエスカレートしているが、マイサンの鼻タレは徐々に収まってきており、結構効果もでているようだ。顔の発疹などは出なくなった。(空気清浄機の効果かはわからないが)

日本人の私にとっては「やすかろう悪かろう」がいつまでも頭から抜けない中国製品の評価だが、パクリ疑惑はさておき、今回はけっこう満足な買い物だったことを付け加えなければなるまい・・・

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